脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

7日間ブックカバーチャレンジ

2020年05月20日 | 私の右脳ライフ
Stay Home に呼応しているのでしょうね。フェイスブック上でバトンつなぎリレーがいろいろな形で繰り広げられています。
「7日間ブックカバーチャレンジ」というものに誘われました。
【読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿する】
ルールは「本についての説明はナシで表紙画像だけアップ」&「その都度1人のFB友達を招待しこのチャレンジへの参加をお願いする」&「スルーOK、次の人を指名するかどうかも気分次第でOK」
何人かの人たちのを読んで、本というよりもその人に対する興味が深まる気がしました。チェーンメールという批判もあるのですが、スルーもできるし指名もしなくてもいいので・・・
ちょっと日記ぽくなりますが備忘録のつもりで記録しておきます。
海岸のトベラ。とてもいい香りです。

岩手県花泉町の保健師さんをなさっていたころから親しくしている小野寺ヨシ子さんから、バトンを受け取りました。お付き合いはもう15年以上になります。
東日本大震災の時、私は一関市で認知症予防の講演をしていました。小野寺さんは、その後に予定されていた近隣市町保健師さん対象の勉強会に先立って会場に来てくださっていたために、交通遮断の間お宅に泊めていただきました。
人との出会いこそ人生の醍醐味。
1日目
この本は、高校卒業の時に同い年の友人にプレゼントされました。今回読み直して、サン=テグジュペリが童話の形をとって親友に伝えたかったものを、この歳でまたもう少し理解できたような気がしました。
当時はどこまで読んだのか・・・真面目ではありましたが、精神的には幼かった自分がちょっとかわいくもあります。
2日目

しばらくの間かな習字を習いました。料紙作りもほんの少し。
そうすると、興味の幅が広がりますね。
3日目

一番長く楽しんだ習い事は茶道です。特に静岡県に住むようになってからは身近なところに茶花を見つけることができるようになって、茶花への関心が深まってきました。
この茶花の図鑑をどれほど眺めたことでしょう。
4日目

数年前に奈良への小旅行を予定しているといったら、長男が「何か本を読んで行くといいかも」と勧めてくれました。
学生時代に求めていたこの本を再読。土門拳のアップの写真の迫力と語りかけられているようなエッセイを久しぶりに堪能して、何度目かの奈良へ。
確かにガイドブックとは全く違う構えができていたような…負うた子に教えられるようになって何十年もたってしまいました。
5日目

奥付を見てみると昭和45年22版 定価400円。50年前!
この本は結婚した年に買い求めて、最初は夫のために、それからは子供たちのために活用しました。表紙だけでなく中身もボロボロですが、手にすると家族の笑顔が浮かび上がってくるようです。料理を習う間もなく結婚して、母の味をなんとなく再現していましたが、お菓子のレパートリーは足りなかったのです。
6日目

21年前に韓国で講演をしました。国際会議場で同時通訳という条件でしたが「せめて挨拶だけは韓国語で」と思っていたら、ご縁があって日本語修学のために来日していた若いご夫婦を紹介していただきました。彼らは韓国語の挨拶だけでなく、ハングルのパワーポイント作成までやってくれ、それ以来「韓国に住んでる子ども」です。毎年「里帰り」が続いています。
ある夏の帰省時のお土産がこの『神の雫』第1巻(その後44巻まで読みました)。
おかげさまで、海外出張時のワイナリー巡りが趣味という息子、ワインエキスパート資格を持つ息子の母として、ワインの味まではわからなくても、彼らの話に耳を傾けるくらいは、どうにかできるようになった。かな?
7日目

最後は一番新しく手にしたこの本と決めていました。
東京在住、テレワーク中の息子たちとは、メッセンジャーでたまに話しますが、先日の会話の中で新情報ゲット。
コロナウイルスからドーキンス『利己的な遺伝子』へと、話が飛んだ時
「高校時代のボクの二番目の愛読書。何度も読んだなあ」と聞けば、当然「一番は?」と質問することになるでしょう。
「一番は『この気もち伝えたい』だよ」
即、アマゾンで注文。あんまりかわいい本でびっくりしました。
13.5cm×15.5㎝。
そして多感な高校生がこの本を手にしている姿を思い浮かべて、しばし幸福感に浸りました。
最初に書き留めた「人との出会いこそ人生の醍醐味」
息子たちもこの言葉に異議はなさそうです。
ウノハナ

このチャレンジは、人生を振り返ることそのものでした。長く生きてきたのですから当然ですね。
反響のいくつかも記録しておきましょう。
『星の王子様』に長男のお友達から「この本好きでした」と。
『佐竹本36歌仙絵巻』「ずーと見たいと探していたんです!」息せき切った感じでお電話が。
『家庭で作る和洋菓子』「我が家にもあります」と伊豆在住の三人から言われました。そして子どもたちからも「覚えてる」「懐かしい」と返信が!
この7日間、不思議な充実感がありました。
そしてバトンを渡した友人が、それぞれにその人らしい本をあげてくるのを見て、楽しんでいます。


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