週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#159 -’11. ロングステイ術(千葉千枝子著)

2011年10月16日 00時17分46秒 | 別荘生活
久々に図書館に寄ってみた。
目的地は図書館ではなかったが通り道にあるので。
懸架式なので本の背表紙が読めて、気になった本を借りて来た。
カードさえ持っていれば、カウンターに伺わずに自動貸し出しが出来る。
返却も駅にある返却ボックスに投函すれば返却完了である。

気になって借りた本は、カナダ バンクーバー ロングステイ術(千葉千枝子著)である。
家内は海外のロングステイに興味を示さないが、ポルトガル、オーストラリア、カナダ、マレーシアなど。
自分は以前から漠然と望んでいたので気になった。
その上、バンクーバーは治安も良いカナダの美しい都市であり、懐かしく感じたからからだ。
簡単に読めそうなので借りてきた。
夜更かしして読んでみると所有欲が出てきてしまった。
アマゾンに注文してしまった。
古い本を探すにはアマゾンはもってこいかも。

著書(カナダバンクーバーロングステイ術)の『はじめに』に書かれていたところを一部抜粋してみると。

 講演の先々でいちばん多く受ける質問は、「何年間ぐらいの滞在をロングステイというのですか?」というものです。みなさんは、海外に「長期滞在したい」「暮らしてみたい」という憧れをお持ちのなのですが、どうもその”期間”が気になるようです。期間によっては実現の可能性もも変わってくるからでしょう。みなさん、「一年以上?」「五年間ぐらい?」と想像しながら、それぞれロングステイをイメージされているようです。
 「二週間からですよ。ロングステイとは二週間以上の滞在です」と答えると、会場は一瞬静まり返り、そのあとクスっと笑いがこぼれます。みなさん、あまりの短さに拍子抜けをしてしまうみたい・・・・・・。
 実は、「ロングステイ」という言葉は、商標登録された「造語」で、和製英語です。(これを伝えると、さらに拍子抜けするひともいます。)ロングステイとは、「移住でもない永住でもない(二週間以上の)海外滞在型余暇」を差します。


自分が気になった所は、『移住でもない永住でもない、滞在型余暇』が別荘暮らしいや田舎暮らしとダブってきたからに他ならない。
移住でも永住でもない。
では、別荘暮らしは何なのでしょうか?
では、田舎暮らしは何なのでしょうか?

その答えがこの言葉に包含されている気がしてなりません。
別荘生活もロングステイです。と
田舎暮らしもロングステイです。と

自分の頭の中の別荘生活の位置づけが一時的な定住の地、一日二日三日・・・と、長くても数ヶ月であり、本来の帰る地は別に存在していると思っているからかも知れない。


著書の本文にこんなくだりがありました。(抜粋)

ハードな海外旅行は限界は75歳くらい?
わたしの父
(著者の父)は、仕事を兼ねて月の半分を台湾でロングステイしていました。
現役時代は、もっぱらアメリカやドイツでの仕事が多く、台湾と特別ゆかりがあったわけではないのですが、技術指導を依頼されて通い始め、はや足かけ七年になります。
60代のうちはまったくの疲れ知らずで、・・・・・・、ところが、どうにも70の声を聞く頃から、娘の目にも「老いかな」と感じることが多くなりました。近頃は、行く回数も徐々に減り、滞在期間も短くなってきています。・・・・・・「いつまで続けるの?」という娘の問いに、「せいぜい75歳くらいまでかなあ」と答える最近の父。気力と体力・・・・・・。


海外でのロングステイも別荘生活も田舎暮らしも、気力体力のある年齢であるからこそ出来るとと思っている。
以前、年齢の時系列による別荘利用予測をアップした事があった。
その記事は別荘利用曲線
別荘生活も田舎暮らしも健康があって初めて遂行できるからです。
健康で無ければはじまりません。

リスタートを切ると言う意味では、ロングステイは別荘生活より田舎生活が近いと感じる。
海外でロングステイするか、田舎暮らしでロングステイするか。
国内で田舎暮らしをする人たちは、ロングステイという感覚は無い。
退職後のリスタートで終の棲家としてと田舎暮らしを考えるのが基本のようである。
でも、田舎暮らしはそれ程簡単なりやと。
田舎暮らしを中止しても挫折と言うくくりではなく、ロングステイととらえれば心に受ける負担も軽減できる。
終の棲家としてとらえる必要は無いと思える。


また、こんな文章も。
大橋巨泉さんの「渡り鳥型」ロングステイ
巨泉さんの年間スケジュールは、・・・・・。
・・・・日本が寒くなり始める・・・・オーストラリアやニュージーランドで暮らします。新緑の季節になると日本に戻り、・・・・梅雨に入る前に・・・・カナダへ渡ります。


以前、人生の楽園のTV番組で拝見した秋田の老夫婦を思い出してしまいます。
春から秋までは、秋田でお米を作り、冬には沖縄に渡っていく微笑ましいご夫婦でした。
自分もこんな秋田の素敵なご夫婦を夢見てしまいました。

ロングステイが二週間からとの文章を読んで、沖縄での生活も。
何も古民家を購入して改築する必要は無いと感じてしまった。
購入するために土地を探し、民家を改築するまでの楽しい夢を見る期間は無くなるが。
二週間、三週間と旅行社の組んでくれた安い経費で行ける方法も、自分に取ってはロングステイかもと。

コメント
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