沢尻エリカの薬物問題での撮り直し、コロナ禍での収録延期など様々な困難の中、本来なら12月で終了するはずだった大河ドラマ「麒麟が来る」がいよいよ来週2月7日に最終回を迎えます。今回も今までは見逃しなく、ここまで全て見ましたよ。我が家では録画機能のあるビデオデッキは無いので、ドラマが始まる午後8時(BSプレミアム視聴なら午後6時)には在宅して居ないといけません。知人からはいい加減録画が出来るビデオデッキ買ったら⁉と言われますが、そうもいきません。
さてやはり本能寺の変を前にして、光秀と信長の亀裂がかなり深まって来ました。光秀から見ると、比叡山焼き討ち、荒木村重の残党・家族らに対する惨い仕打ちや、帝(天皇)の譲位も辞さないと言う信長に対する不信感が芽生えてきたのは間違いないでしょう。
信長の方は、自分の頭ごなしに帝や前将軍の足利義昭と会ったり、いずれは殺そうと思っていた家康(私の想像です。)と光秀が親しそうにしているのを快くは思っていないはずです。
来週の予告を見ると、信長が光秀と縁の深い四国の長曾我部討伐を企てており、これも本能寺の変の遠因となったのかも知れません。信長の妻帰蝶が光秀に信長毒殺を示唆していましたが、それはやり過ぎだと思います。脚本家は当初帰蝶役だった沢尻エリカをイメージして、「ブラック帰蝶」を描きたかったのでしょうが、川口春奈にそこまで要求するのは無理と言うものです。
光秀は信長を討ったあと、秀吉に敗れ落ち武者狩りにあって非業の死を遂げたとされていますが、数多く見たドラマでは、光秀の遺体が出て来た記憶が私にはありません。脚本家が光秀の死をどう描くのかも注目ですね。今回の「麒麟がくる」では光秀は死なないのかも知れません。
ここに来て家康が光秀を信頼しており、急速に接近してきたように感じるので、まさか脚本家は、光秀が実は山崎の合戦では死んでは居らず、後に家康の側近となり100歳以上長命であったとされる、天海僧正=光秀説を採るのではないかとも思ってしまいました。
私は日本史史上、光秀の本能寺の変の本当の理由と黒幕が居たとしたらそれは誰なのか?と坂本龍馬暗殺の実行犯と黒幕は誰か?と言う事に大きな関心があったのですが、(龍馬暗殺の実行犯は見廻り組らしい・・・)本能寺の変を起こした理由は1つでは無い様に思って来ました。
来週が楽しみです。
信長役を演じる染谷将太と言う俳優を、私はそれまで知らなかったのですが、まだ29歳で、少しづつ狂気を露わにしてくる信長を非常に上手く演じていると思います。大河や他の民放の番組、映画などで信長を演じた俳優は数多くいますが、大河では〝信長(キングオブジパング)〟の緒形直人に匹敵するのではないかなと思います。最終回は15分延長して60分の放送です!