今日は久々実験コーナー☆
ガイアノーツより販売中のガイアマルチプライマーです。
えー、プライマーですが、一般に模型で言えば、レジンや金属に塗装するときに使う下地の下地みたいなものです。
で、このプライマーは、金属だけじゃなくてポリキャップにも無類の強さを誇るらしい…なんて言われたって眉唾なわけです。
ならばやってみましょう、本当かどうか。
の前に、このガイアマルチプライマーについて注意です。
まぁ裏側の使用方法のところにも書いてあるんですが特に重要なものを抜粋すると、、、
「厚塗りしないでください。筆塗りなら1回、エアブラシでもうっすら2回で。」
…よほど強力なのかなぁと文言からは考えられます。
「ツールクリーナーレベルの強力な洗浄剤必須です。」
…よほど強r(略
ツールクリーナーがいるので、使おうと思う方はそれも準備した方が良いかもです。
では実験です。
まず比較検討として、写真左からガイアマルチプライマー、クレオスのメタルプライマー、そしてもちろん何もナシです。
一応ポリキャップに塗装するんであれば、今までならクレオスのメタルプライマーがいいですよ~なんてのが一般的だった…ように思います。
で、塗装実験の相手ですが、とりあえず手元に使えそうな金属がないのでorzポリランナーとキットのランナーが入ってる袋に実験してみます。
なお、プライマーの条件ですが、筆塗りで1コートです。
プライマー後にエアブラシでおよそ3倍希釈のクレオスのサーフェイサー1200を吹いてます。
左端にガイア、中央クレオス、右端何もナシです。
塗った感じですが、ガイアは乾燥がめちゃくちゃ速いです。クレオス遅め。
そうそう、ガイアマルチプライマーは、油性マジックのような臭いがします。
クレオスはラッカーシンナー系の溶剤臭なんですけど。
塗装後乾燥したところで、とりあえずぐにゃっと曲げてみてます。
写真だとわかりづらいので、アップにしていこうと思います。
こちらガイアマルチプライマー。
確かにポリランナーに塗布、サフ後ぐにゃっと曲げたんですが、変化ナシ。
クレオスメタルプライマー。
ちょっとなんていうか、ぺろっとめくれそうな感じになってます。
下地何もナシ。
やっぱりそうですよね、曲げれば割れてくるはずですし。
タグじゃなくて棒の部分、指の腹でこすって剥がれるんですからねぇ。。。。。
まぁ曲げたくらいでは大きな変化はプライマーならないわけですし…テープでしょう(笑)
文字が浮き上がるくらいにぎゅーっと指で押して、さぁどうなるかな?
…まじですか。
再度言いますが、左のほうにガイアマルチプライマーを、中央あたりにクレオスメタルプライマーを、右端は下地ナシ。
まるで変化ないんですが…私の押し方が足りなかったのかな?
でもまぁ確かに剥がれてないですし、大きな変化も特になし。
むー、今更ですが、どこまでプライマー塗ったか明示しておくべきでしたね;;;;;;;;;
まぁでも、マステではもしかして剥がれないのかな?粘着力が弱いんですよねきっと☆
強いテープでやってみよう。
何々?強いテープといえばガムテープ?

いいえ、布テープです。

今度はこれくらいしっかり固定しておきます。

そ…。
そんなまさか。

いえいえだって、下地何もしなかったところはちゃんと剥がれますって;;;;

爪楊枝でこすってみたんですが、ポリランナーを傷つけないと剥がれませんし;;;;;;

ペーパーあててもプラにサフの時より強力なんですけど。
結論。
ポリパーツにガイアマルチプライマー塗れば完璧。

次はそうです、プラモデルを買ったら入ってますランナー袋です。
左から、ガイアマルチプライマー、クレオスメタルプライマー、下地ナシです。
その後サフ1200エアブラシで~。

塗装範囲にマステを貼り付けて。。。。。。

いやまぁ、そりゃそうですよね。
下地ナシは剥がれます。

クレオスのメタルプライマー。
最低の能力のプライマーと称されるだけはある…のかな(失礼)

・・・剥がれてる箇所、あるにはありますが変化がない部分が…。
っていうか、テープ貼ってるのに横向けに止まるなんてありえないですし。

そんなのゆるさないっ!
再度布テープ登場。

まーじーで?

完全にプライマーを塗った部分だけ生き残っています。


いやいや、クレオスはちゃんと剥がれるんですって(笑)

同じく爪楊枝で…って、ビニールが破れそうです;;;;;;;;

調色スティックでこすってみると、おおぅ、やっとうっすらこすれて剥がれましたよ~;;;;;;;;
まぁビニールが伸びてるので、使い物にはなりませんけど;;;;;;;;;;;;

ぐっしゃぐしゃにしてみたテスト。
剥がれる気配なし。
第二の結論。
ビニール相手でも問題なし。
以上実験でした~☆
えー、難しいことはナシで、見ての通りの結果でした。
ガイアマルチプライマー、本当にポリパーツへ塗装出来るようになります。
…もちろん予想ではありますが、塗膜を厚くしちゃうと曲げたら割れると思うので、あくまで塗装が出来るようになるという最低ルールは当たり前ですけど。
次は金属相手に使ってみて様子見かなぁ。
私がエッチングパーツ使ったりしないからなぁ…パイプとか。
50ccで630円税込み。
ややお値段高め、希釈しないで使用とやや高価な部類に入るとは思います。
ただ、一部外から見えるポリパーツだったり、砲口を金属パイプに置き換えた時には無類の強さを誇るといえます。
プラ相手に使うとどうなるのかな…これも少し楽しみですけど。
強すぎて溶けたりしないかな(笑)
別に回し者とかではないですが、珍しく本気で使える材料になるかもしんない。
続いて、効果検証記事の2に続きます☆