東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

最近田舎の畑にやって来るお客さん 2013.06.16

2013年06月16日 | 田舎の話
田舎の悩みは色々ありますが、この2年前位からやって来たお客さんに手を焼いている。熊の出没は当たり前だったが、6年前からその姿を見ることはなく、最近はスイカなどを荒らされたなどというケースも無かった。

だが、昨年からその姿を再び目撃する人がいて、実家の畑にやって来て運動会をやって姿を消した。標高が450mほどで果樹に適した地ではないので安心していたが、やって来たのは足跡サイズからするとまだ若い熊のようで、結局何も悪さをすること無くどこかえ消えた。めぼしい餌が無かったのだろう。

最近はハンターの高齢化で有害駆除が追いつかず、山形県でも熊の頭数の増加が顕著になって山奥の縄張りから溢れる熊が出現し、リスク覚悟で新たな縄張りを求めて里山に降りてきたという話を聞いた事が有る。当然餌となるのは畑の作物となり、家の近くで目撃される事が増えたようだ。

また、別のお客さんは迷惑なイノシシの登場で、畑はミミズを狙った穴だらけになって荒れている。堆肥で肥えて殆ど化学肥料や農薬を使っていない畑はミミズの繁殖地で、イノシシにとっては格好の餌場になってしまった。

今日の被害は植えつけたばかりのジャガイモ畑で、種イモが殆ど壊滅状態で畑は無残な姿を晒していた。一度この味を覚えたら来年もやって来るだろう。

20年くらい前からは外来のハクビシンが畑を荒らし始め、トウモロコシの食べ頃になるとやって来て繰り返し食い荒らす。今ではスイカやメロン・トウモロコシの栽培を断念する事になった家が多い。近所の人が毒入れの餌を食わして3匹ほど仕留めたが、それでも被害が収まる気配はない。

使っていない畑や道路の草刈りは欠かさないが、大人しそうなカモシカは桜の芽や小豆の新芽を狙い、図々しくも家の周りの8m程のところにある廃墟になった隣家のトイレを別荘にしている。たまに玄関前を悠々と歩いてゆく姿を目にする。

40年前、集落の個数が21戸だったらこんな事はあり得なかったが、今や7戸の限界集落は奴らとの勢力地図がすっかり逆転してしまい、今や人間様のほうが肩身の狭い思いをして暮らす羽目になってしまった。もし厄介な猿がやって来たらこの集落は乗っ取られてしまうかも?













【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌


        飯豊 朝日 蔵王 吾妻連峰 月山 鳥海山など、東北南部の山で
        山スキー 沢登り 山歩きなどを楽しんでいます。
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