今日はすっかり出遅れてしまって八ッ楯山の駐車場に着いたのは8:30AMだった。すでに先行者のトレースが有り、8名のガイドツァーの皆さんも先行して出発していた。
このコースは初めてだが、国道112号線の横手トンネルと 砂子関トンネルの間に立派な駐車場が有り、アプローチがゼロで取付ける有難いコースだ。急斜面の杉の植林地を抜けて尾根沿いにコースを辿るとやがて雪庇が現れ、途中から右のオープンバーンを斜上すると山頂に通じるブナ林を抜け、視界が開けてくると間もなく山頂が近づく。
山頂は意外と開けた広い雪面で、南側には赤見堂や障子ヶ岳、西側には姥ヶ岳と湯殿山の雄姿が望める大展望台となっている。ここまで2時間程の登りだが短いながら変化もあって桃源郷のようなオープンバーンも楽しい雰囲気で、斜面も適度な傾斜で初心者から楽しめる素晴らしいツリーランコースに思える。
下降は元来たコースを外してオープンバーンから下の沢筋を降りて行ったが、756m付近で沢筋が狭まってここから登り返しとする。気温が高かったが上部斜面はパウダーを満喫出来て満足。しかし、標高が1000m未満のコースのため中間部からは雪が重くなって板を回すのもやや難儀になる。
駐車場に戻ってみると先ほど降りたばかりのY塾Y社長の面々3名の姿が有り、登り返し5回で雪が重くなり今日は早めの撤退の模様。スキーで1月中旬の大朝日岳小屋に2日間入った様で、根子からユーフン~古寺山経由の1日で大朝日岳小屋に入ったそうな。流石です。
この八ッ楯山は標高が低く南向きのため、やや風雪で日の差さない気温の低い日を狙ったほうが良いかも知れない。悪天候で姥ヶ岳・湯殿山をギブアップした時でも十分楽しめるでしょう。但し、賞味期限は1月~2月辺り?
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌