雨の日の続く中やってきた好天を逃すまいと急遽大朝日小屋を目指した。稜線上は26.0c程度で沢筋からの涼しい風が吹き上げ、酷い汗っかきの自分にとっては最適の1日だった。
平日でも古寺鉱泉の駐車場には首都圏方面のお客さん中心に25台程度で結構な賑わい。
ただ、今月の22日に銀名水下の雪渓からガンガラ沢に滑落した登山者がおり、遭難者のヘリによる捜索が続いているが発見には至っていない様です。
「朝日で滑落?」となんとなく違和感が有ったが、聞いてみると視界不良の中大朝日小屋から古寺鉱泉に降りて行ったが、銀名水付近でコースを見誤ってしまい、ガンガラ沢銀玉水下の急峻な雪渓に迷い込んでの滑落と思われます。
近年、大朝日小屋下のガンガラ沢の雪渓上部でも似たような事例が有った様で、300m程滑落したが幸い命に別状ななかった様です。
以前、沢登りをやっている頃から夏場の雪渓、特に飯豊・朝日の急峻な雪渓の難儀さは理解しているつもりですが、この時期の氷化した雪渓に一般の登山者は近づかない方が良いと思います。
一旦滑ったら2~300mは止まらないし、最後は口を開けたシュルントに吸い込まれると発見は容易では有りません。
行方不明になられた方は一刻も早く発見され、ご家族の元に帰られることをお祈りします。
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌
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