雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 11月28日(月) 大阪ダブル選挙・橋下さん当選の評価

2011年11月29日 05時33分39秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月28日(月) 大阪ダブル選挙・橋下さん当選の評価

 一夜明けて月曜日の新聞は、橋下(はしもと)さんの大阪市長当選をどう評価するか、いろいろ書いています。

 ぼくは、こう思います。つまり「自民・民主・公明・共産…」などの既成政党がダメだから、橋下さんの「維新の会」に期待するというのは、要するに、自分が主体にならなくても誰かに下駄を預ければ幸せになれるという幻想ではないでしょうか。

 幸せになるのではなくて、しわ寄せを受けて不幸になるだけではないでしょうか。

 テレビ漬け・マスコミ漬けにされて、家畜化・ペット化した日本人類は、今や滅亡の危機に立っていると思います。

 つまり、家畜化・ペット化した普通一般の日本人は、自分の「主人」をマスコミで探しているんですね。あるいは、幸福心で拍手できる「アイドル」か。

 「原子力村」が守護神の「アトム神」を信仰しているようなものです。

 あるいは、オウム信者が、教祖様を信仰しているようなものです。

 オカルトと言おうと、カルトと言おうと、スピリチュアルと言おうと、橋下さんと言おうと、維新の会と言おうと、その本質は同じではないでしょうか。

 ハシズムを打ち破るには、それぞれ個人が意見表明をして,個人が構成する運動を再構成しないと対抗できないですね。

 ☆ 以下、蛇足

 ハシズムには、ナチス党のような、市民運動としての「党」すら、そこにはないのです。

 ナチス運動には、暴力装置としての「突撃隊」「親衛隊」が表裏一体でしたが、それもないですね。

 まあ、それは戦前の「大日本帝国」でも同じでしたか。つまり、国家の暴力装置自体を利用していたので、自前の市民運動としての暴力組織は必要なかったんですね。

 「ハシズム」はどうするのかな?

 口だけなら、なんとでも言えますね。橋下さんが実行で試されるのは、これからでしょうね。ぼくはちゃんと、見守りますよ。

 誤解しないで下さいね。期待なんかしていません。期待するのは、ハシズムの破滅の時、ですから。