古代ブログ 93 古代史ニュース インドネシア・ボルネオの4万年前の洞窟壁画
11月8日付け「しんぶん赤旗」(14)面に「洞窟の動物壁画は世界最古 豪大学など研究 カリマンタン島 4万年前 ユーラシアの東西同時期に」と題した記事が載りました。『ネイチャー』の論文の解説です。
「カリマンタン島」とはインドネシアのボルネオ島の73%を占める部分のことらしい。そのカリマンタンの東端の熱帯雨林の石灰洞窟に壁画はありました。
いままで1万年前のものと考えられていた壁画が最新の放射性元素調査で世界最古の動物壁画だと判りました。
野生の大型ウシとみられる壁画は4万年前、人間の手形はもっとも古いもので5万2千年前と判明しました。
動物壁画で有名なスペインのアルタミラ洞窟やフランスのラスコー洞窟のものは約2万年から1万5千年前というところでしょうか。
もちろんそれ以前のヨーロッパのネアンデルタール人も壁画を描いています。
今回のインドネシア人はどちらでしょうか。ネアンデルタール人=旧人?それともクロマニヨン人=新人?