新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

2正面作戦?:大丈夫か日本?

2008-08-16 07:44:42 | 複合記事

行く前にもうひとつ。

グルジアの件です

グルジアめぐり“新冷戦”の様相 米露の溝深まる

8月15日22時16分配信 産経新聞  

【モスクワ=佐藤貴生】

グルジア紛争の解決に向けた国際社会の調停が本格化する一方で、旧ソ連諸国・地域をめぐって米露双方が自らの影響圏の確保を目指す動きが鮮明になりつつある。これを受け、米露の溝は深まっており、「新冷戦」(米FOXテレビ)との表現も欧米メディアで登場しはじめた。  

インタファクス通信などによると、親欧米派のユシチェンコ・ウクライナ大統領は14日までに、自国領であるセバストポリの基地を使用するロシア黒海艦隊の動きを監視するなどとした大統領令に署名した。  

同基地を出入りするロシアの艦船や航空機は72時間前までにウクライナ側に人員規模などを届け出、許可を得なくてはならないとしている。これに対し、ロシアでは「法的根拠がない」(軍参謀本部)などと反発が強まっている。  

ロシアは、グルジアとの紛争で、同国近海に黒海艦隊のミサイル巡洋艦などを派遣、事実上の海上封鎖に乗り出してグルジア軍に圧力をかけた。ユシチェンコ大統領は14日、ブッシュ米大統領との電話会談で、グルジア支援での連携を確認するなど協調関係を強めており、今回の措置はウクライナの“対米支援”の一環といえる。  

また、これに先立つ12日夜には、グルジアの首都トビリシにユシチェンコ大統領のほか、バルト諸国など5カ国の大統領や首相が駆けつけ、サーカシビリ大統領とグルジア国民への連帯を表明した。エストニアのイルベス大統領は集会で、「グルジアは孤立してはいない。すべての文明国がついている」と述べた。  

対するロシアは15日、グルジアからの独立を宣言し紛争となった親露独立派の南オセチア、アブハジア両地域の外相をモスクワに招き、グルジアからの独立に向けた方策を練る予定だ。  

ロシアのメドべージェフ大統領は14日、両地域の大統領とクレムリンで会談、「(両地域の)あらゆる決定を支持する」とのお墨付きを与え、グルジアからの独立を暗に支持する姿勢を示した。  

ロシアからみれば、欧米による国際調停で手足が縛られるまでに、可能な限り両地域の独立に向けた動きを確実にしておく狙いがうかがえる。15日発表された世論調査でも、ロシア人の約80%が「南オセチアがグルジアに属することを望まない」と回答するなど、政権の方針を大半が支持する事態となっている。

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これとこの記事が気になります

<グルジア>100万ドル緊急支援 政府、人道目的で

8月16日1時29分配信 毎日新聞  

外務省は15日、グルジア南オセチア自治州を巡る紛争で100万ドル(約1億1300万円)の緊急人道支援を行うと発表した。赤十字国際委員会や国連難民高等弁務官事務所などを通じ、避難民のテントや医療物資などを援助する。情勢次第で追加支援も行う。

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これでロシアに対して「親米」を示したわけですが…北海道(対ロ)と九州(対北朝鮮、中国)の二正面作戦になりかねないな~と思ったりしています。

大丈夫かしら?

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それでは、また

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ど~でもいい話:僕とマラソン

2008-08-16 07:33:01 | ど~でもいい話

おはようございます

今日は診療科当直です。8時半からの勤務なのでもうすぐ行きますがその前にまず、記事の紹介です。

心拍続いても筋肉が燃料切れ=マラソン終盤の急減速-欧州研究チーム

8月16日5時35分配信 時事通信  

マラソン終盤の胸突き八丁で、快走していた選手のスピードががくんと落ちた際、心拍数は低下しておらず、上昇している場合もあることが分かった。スペインのマドリード欧州大などの研究チームが16日までに米オンライン科学誌プロス・ワンに発表した。気持ちは前へ進んでも、身体がついていかない状態で、ここで無理をすると、倒れたり、急死したりする原因になるという。 

主に32キロ地点以降で思うように走れなくなるのは、骨格筋の「燃料」のグリコーゲンが尽き、燃焼に時間がかかる脂肪酸に切り替わるため。これに伴い、脳の低血糖症や目まい、吐き気、けいれんなども起きる。 

研究チームの調査によると、ゴール時間が2時間40分のペースで走っていた男性選手は、35キロ地点でペースが1割弱、39キロ地点で2割落ちた。しかし、最初の減速までは、心拍数のあらかじめ研究室内で走った際の最大心拍数に対する割合は低下していなかった。 

主要レースで2時間15分の記録を持つ東アフリカ出身の選手の場合は、22キロ地点まで2時間10分のペースだったが、スローダウンして25キロ地点で棄権するまでに、心拍数の割合はかえって上昇していた。 

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これは感覚的にわかりますね。学生時代によくハーフマラソンに出ていました。フルマラソンは・・・・嫌いなのでw

僕はハーフマラソンでだいたい17km過ぎくらいから体が付いてこなくなります。

それまでは大体1km当たり…当時は3分半のペースで刻んでいたのに、突然走れなくなった経験が3回ほど。

 

呼吸状態は楽なんですよ。基本的に・・・。足と腕がついてこれなくなります

 

すべて17~18km地点から。

ここからが根性~

と医大生らしくない発想で頑張って走っていましたが、こう書かれると「なるほどw」と思ってしまいます。

 

夏のマラソンと言いますと「北海道マラソン」がありますが、参加する皆さんは体に気をつけて頑張ってください!

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それでは、また。久しぶりに明日は走りに行こうかしらw

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医師の短時間勤務:残業手当支給などの方が・・・

2008-08-16 00:03:44 | 医療

こんばんは

今日もまたいろいろありました。イベントフルな毎日ですが、それがやはりやりがいにつながっています。

 

今日はたまたま、血液グループのトップの先生が当直なので

「先生、よろしくお願いいたします」

と言って引き揚げてきました。

 

もっとも、明日は僕が当直ですし、その間病棟の守りも僕になるわけですけど。

 

今日は医師の短期間正規雇用に関してですけど、いろいろな意味でひずみが生まれそうですね。病院勤務医離れが・・・・不公平感で加速しそうですけど。

CBです。

医師の短時間正規雇用を促進-厚労省

8月15日19時18分配信 医療介護CBニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000002-cbn-soci  

医師不足を解消するために、厚生労働省が来年度の新規事業として「短時間正規雇用の促進」の開始を検討していることが分かった。病院が短時間正規雇用を導入したことによって発生する経費の一部を補助する。  

同事業は、女性医師のライフステージに応じた多様な働き方を支援することで、離職を防ぎ、復職を促すための、「産科・産婦人科医の短時間正規雇用の促進」事業として検討が始まった。その後省内で検討を重ね、「女性医師」「産科・産婦人科医」に限定せず、幅広く適用する運びとなった。  

短時間正規雇用の特徴は、▽フルタイム職員と比べて所定労働時間が短い基本的に残業なし社会保険の適用は就業時間に比例する-など。  

今年4月の診療報酬改定では、「短時間正規雇用の医師の活用」など勤務医の負担軽減のための計画を策定すれば、入院基本料に上乗せできる仕組みができた。しかし、例えば保険が適用されない正常分娩を中心に扱う病院では、短時間正規雇用医師を活用してもこれらの点数を算定しにくくなる。このため、これらの病院が短時間正規雇用を促進するための経費を補助する。

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基本的に残業なし…がどれほど「基本的」になるかはわかりません。どこの病院も、どこの診療科も基本的に人手不足ですから・・・難しいのではないでしょうか。

 

診療科にもよりますが、僕も24時間On Call体制ですし・・・

どうなるのかな・・・・。

 

今勤務医をしている方々は「残業代」とも言うべき給料はほとんど支払われていません

それを考えると時間通りに帰れるというだけで不公平な感じもします。

 

それがさらに不公平感を募らせることにならなければよいのですが・・・

 

もっとも、もっと大きな使命感に燃えている人が多いので残る人が残るに決まっているのですけど・・・。

 

ここにお金を投じるよりは「医師の養成」「大学の再生」「教育システムの整備」「勤務医の残業手当」などに投じてほしいところです。

ちなみにどうでもいい話ですが、我が大学は当直しても一銭もお金は出ません

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それでは、また。

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