こんばんは 今日は外来日でした。
いろいろ患者さんが来ましたが、個人的にやってみたかった治療をやってみました。 MDS RAで支持療法のみの方に対する「十全大補湯」投与。
唯一漢方薬の中で血液最高峰の雑誌「Blood」に載っている薬です。
2カ月に一回くらいの割合で輸血をしている方なので、その感覚を長くできないかと思い使い始めました。
その他、新規に診断したのは「PV(真性多血症)」の方と悪性リンパ腫の方。悪性リンパ腫の人の入院日決めてなかったな・・・。
一コース目は入院です
そんなこんなで今日は17時くらいには外来業務が終わり、病棟に上がりこまごましたことをチェックして、退院した患者さんの次の入院の予定を入れて…という感じです。
その後も大きなイベントがあったのですが、今何とか帰ってきました。
さて、今日は外来疲れで脳が働いておりません。がBlogは書き続けます 今日の記事はこちら
日赤病院の9割が医師不足 地方深刻…近畿も85%
8月21日16時14分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080821-00000113-san-soci
日本赤十字社が全国で運営する92病院のうち9割の病院が医師不足を訴えていることが21日、日赤が行った実態調査で分かった。足りないとする医師数の合計は796人にも達している。とりわけ、北海道と東北、中国・四国は管内の全病院が不足を訴えており、日赤は「地方での医師不足は深刻」と指摘、急速に医師不足が広がっている実態が浮き彫りとなった。
日赤による調査は、平成18年から実施され、今回で3回目。足りないとする診療科と医師数を4月1日現在で各病院に自己申告させた。その結果、89・1%に当たる82病院が何らかの診療科で医師が足りないと回答。不足医師数は33診療科796人に上った。不足医師数は18年は437人、19年は614人だった。
診療科別で、不足人数が最も多かったのは内科系で226人。次いで産婦人科系68人、小児科系56人、外科系48人、麻酔科系46人と続いた。
不足を訴えた病院の地域別の割合を調べたところ、北海道と東北、中国・四国は全病院が「不足」と回答。以下、中部95・0%、関東(山梨、新潟両県含む)90・0%、近畿84・6%、九州・沖縄50・0%だった。近畿では、大津と京都第二を除く11病院が医師不足を訴え、高槻(大阪)と長浜(滋賀)の不足医師数が顕著だった。
こうした背景には、待遇の良い都心部の大病院など一部の病院に医師が集中していることなどがあるという。また、「トラブルが多い」などとして外科や麻酔科、産科といった診療科を敬遠する新任医師が増え、診療科ごとの医師の構成バランスが崩れていることも要因で、こうしたしわよせが地方の中核病院に出る傾向が強まっているという。
各病院への調査結果でも医師不足の理由(複数回答)として多かったのは、「医師が大学に戻った後、補充が困難」(27・3%)▽「他病院に行った後、補充が困難」(25・2%)▽「大学医局からの補充が困難」(10・3%)-の順に多く、不足した医師の補充策に悩んでいる傾向が明らかになった。
日赤では地方の医師不足に対応するため、東京から地域医療を担当する医師を派遣する試みも進めているがまだ十分な対応はできていない。
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同様の記事がこちら・・・
日赤病院、9割医師不足=北海道、東北、中四国は全施設で-必要数800人近く
8月21日15時4分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080821-00000132-jij-soci
日本赤十字社は21日までに、全国で運営する92病院の今年度の医師不足状況調査をまとめた。9割の病院が医師不足を訴え、足りないとする医師数の合計は796人に達した。この1年間で、不足と答えた病院は6病院、不足人数の合計は182人それぞれ増加。北海道と東北、中国・四国は管内の全病院が不足を訴えており、日赤は「地方での医師不足は依然深刻」としている。
日赤は2006年から医師不足調査を毎年実施。3回目となる今回もこれまで同様、足りないとする診療科と医師数を4月1日現在で各病院に自己申告させた。
その結果、89.1%に当たる82病院が何らかの診療科で医師が足りないと回答。不足医師数は33診療科796人に上った。
診療科別で、不足人数が最も多かったのは内科系で226人。次いで産婦人科系68人、小児科56人、外科系48人、麻酔科46人と続いた。
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日赤病院での医師不足、9割の病院が不足と書かれていますが…おそらくすべての病院の9割は医師不足なのではないでしょうか?
日本の医師数はそのくらい少ない。医療従事者の勤務環境は悪い。少しでも待遇のいい病院に集まる…どんな職業でもそれは起こりうることだと思う。
ただ、誰でもできる職業ではなく・・知識と責任感、技術などを持っていないとできないために総数が少ない。そこに勤務環境が悪いためになるひとが少ないだけだと思う。
代わりがいないから、勤務環境が良い状況の場所に医師が集まり・・・他のところには医師が集まらない。ただの需要と供給の関係のように思う。 今のままならば「医師」の数が少ないことによる医療インフレが起きるだろうし、そうなれば医師を集められない病院は潰れていくことだろう。
医師は数がすくなけれあ自分の価値が上がるのだから(その分責任と、仕事量は増えるのだろうけど)この現状に関して医師は実は困らない。
困るのは国民ばかりであり、だからこそ…将来の憂いをなくすためにブログなどというものを書いている。
そんなことを思っています。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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う~ん、今日は外来疲れで眠いですね。
もう少しネットサーフィンして、本を読んだら寝ようかと思います