未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




第1回『宇宙エレベーター・コンテスト』開催
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051026301.html

非営利の宇宙活動支援団体、スペースウォード財団が主催するこのコンテストは、21日(米国時間)から3日間にわたって、カリフォルニア州マウンテンビューの米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究所で開催された。今回行なわれたのは、ロボットが光のビームによって動力の供給を受けて上昇する競技と、テザーの強度を競う競技の2種類だ。

『宇宙エレベータ』の実現を目指して、基礎技術の開発速度促進のためのコンテストが実施された。
残念ながら、観客の数も少なく、「スペースシップワン」が賞金を獲得した「Xプライズ」ほどの盛り上がりには欠けたようだ。「光を当ててものを動かす。」と「テザーの強度を競う」という、イベントは、大勢の観客を集めるほどの魅力には、欠けていたようだ。

技術の向上を競うためには、ある程度、目標を絞り込む必要がある。今回のコンテストの内容は、実用化に向けてという観点からは、最適なものだと、確かに思う。だが、人々の歓心を惹くには、ちょっと地味ではないだろうか。また、技術の対象を限定しすぎると、全く新しい発想が生まれる土壌を潰してしまう可能性もある。宇宙エレベータの実現には、もっと、大の大人がワクワクするようなエンタテイメント性も必要であろう。


「教授は、今までとは全く違った方式による、宇宙エレベータ建造のための、基礎技術の開発に成功したそうですね。」
「ええ。」
「発見の経緯をお聞かせ願えますか。」
「『トロイ』を発見した「シュリーマン」というドイツの実業家の話しをご存知ですか?」
「ええ。ギリシャの叙事詩を史実と信じて、本当に発見してしまった人ですよね。」
「ええ、実は私、gooleマップでイギリス地方の衛星画像を見ていて気が付いたんですが、ある村から南西方向に、4kmに及び、ほぼ、一直線に、植物の増大傾向を発見したんですよ。」
「それは、どういうことなんでしょう?」
「どうやら、豆の木が倒れた後の土壌に含まれる成分が、植物の発育を促進しているようです。」
「つまり、ジャックと豆の木の話は、実話だったと?」
「ええ。現地に趣き、特に発育の著しい植物数種を採取して『植物を超巨大化する遺伝子』の特定に成功しました。今日は、その遺伝子を注入した『ブラックビーン』をお見せしたいと思います。」
「これですか。窓から外に投げるのでしょうか?」
「いえ、解り難いので、ここに用意した鉢に埋めます。」
「それですと、建物が破壊されてしまう恐れは、ないんでしょうか。」
「早ければ、2週間ほどで発芽します。その後、1年間に1m程度の速度で成長します。」
「その計算ですと、10万キロの上空に達するには、1億年かかりますね。」
「ええ、もう一つの謎、『急激な成長スピードを司る遺伝子』については、まだそのヒントすら、掴めていません。」

 ・・・

「それでは、残った時間で、私の発見した、もう一つの古代の真実についてお話しましょう。『ふしぎな太鼓』という昔話しをご存知ですか?」
「太鼓を叩くと、鼻が伸びるという、アレですか?」
「ええ、そうです。これが、その太鼓です。」
「本当ですか?」
「ええ。既に私の体で実験済みです。」
「では、この太鼓を叩くと鼻が伸びるのですか?」
「いや、伝説には、子供向けの脚色がなされていたようです。あなた、いくらなんでも、大の男が、鼻が伸びるくらいのことで、天に届くまで、太鼓を叩き続けたりすると思いますか?」
「そう言われれば、そうですね。では、この太鼓を叩くと、どうなるのですか?」
「陰茎が伸びます。」
「はい?」
「ペニスがみるみる伸びて行くんですよ。大の男が夢中になるのも、納得がいきます。」
「そうですか、女性の私には、良く解らない感覚ですが。」
「では、早速やってみましょう。」
「いえ、テレビですので。それは、ちょっと、困りますってばっ!!」


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