衆人注目の中でついに小泉さんの靖国参拝は挙行された。私も世の中の動向に何時になく強い関心を持った事もあって、予想はしつつも注視していた。そんな中メル友の中継によりPeace・Boat事務局の要請に応えて、キャンドル・デモに参加した。(パナマ運河沿いに走っている運河鉄道・車窓より)
キャドル・デモのねらいは、「YASUKUNI NO」の人文字をキャンドルで作り新聞の一面(?)に載せることであった。どうせ参加するなら昼間からと思い、着いたのが14時。日中は強い陽射しの中でかって本で読んでいた戦争当時の残酷な写真の立て看板をまざまざと見せ付けられた。他に歌やダンスの交歓会や、合祀や靖国参拝反対の演説・国際戦犯法廷で述べた原告(ご本人)の主張が主であった。この時間帯は関係者や台湾、韓国を主とするゲストが多く、夜の集まり具合が懸念された。
日が沈み風を感じる頃になって人出は増えてきた。知人に会えるかと思ったが1000人近い人の中では探せない。それでも中継してくださった知人のグループには会え、ご一緒させてもらった。受付時払った参加費500円の券と引き換えに、紙コップに差し込んだキャンドルを2本ずつ貰い、指定されたテープに従って線上に並ぶ。合図を待って近くの人のライターで点火してもらい、一回練習し本番に備えた。舞台の傍の液晶画面にキャンドルの人文字が映し出された。(キューバの墓地)
上空にはヘリコプターが取材のため舞っている。公園の余分な明りは消された。マイクの指示に従って再度点火し、両手を高く掲げ「YASUKUNI NO!」のシュプレヒコールを繰り返した。そして翌朝、朝刊を取り目にしたのは実にささやかで、300字にも満たない文字と小さな写真の画面であった。翌日の毎日新聞は以下の通り。http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060815k0000m040078000c.html
そして更に驚かされた事は、電話によるアンケートでは参拝賛成が若干が多く、若い年代程高かったことであった。正確な歴史教育の欠如が如実に表われた数字ではなかろうか。ー線はクリックで関連記事へ飛ぶ。