昨日のお願い文書を持ってきてくださった方が本も一緒に持ってこられました。
11年前に亡くなった高木仁三郎さんは東京大学原子核研究所におれれて放射能の基礎研究をされていた方で、亡くなる直前に「友へ」と題したメッセージを残しておられます。
「・・・原子力時代の末期症状による大事故の危険と結局は放射性廃棄物がたれ流しになっていくのではないかということに対する危惧の念は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです。・・・・」
この講演録は金沢教学研究室公開講座で1991年2月に「科学の原理と人間の原理」という題で高木さんが講演されたものを小冊子にされたものです。
高木仁三郎さんが危惧されていたことが実際に起こってしまったこともあり、この小冊子が今、沢山の人たちに読まれているということです。