冬になってますます
子供たちが朝、布団の中から出てきません
部活の朝練があるので6時半に起こしてと言われて
こちらも遅れてはいけないと
必死に声をかけるのですが
あと5分といった後、しばらく起きてこないので
また声をかけに行く繰り返しです
眠いし、寒いしで
布団から思い切って起きる気持ちにならないことは
自分も良く分かっているのですが
こちらだけ、慌てた気分で
子供たちが呑気に起きてこないと
それはそれで頭にも来ます
冬になってますます
子供たちが朝、布団の中から出てきません
部活の朝練があるので6時半に起こしてと言われて
こちらも遅れてはいけないと
必死に声をかけるのですが
あと5分といった後、しばらく起きてこないので
また声をかけに行く繰り返しです
眠いし、寒いしで
布団から思い切って起きる気持ちにならないことは
自分も良く分かっているのですが
こちらだけ、慌てた気分で
子供たちが呑気に起きてこないと
それはそれで頭にも来ます
三男と手を繋ぎ家を出たのですが
その日は寒い風が吹いていたせいか
三男の手がいつもよりも暖かく感じられました
自分も体温は低いほうではないのですが
子供の体は新陳代謝が活発だからでしょうか
三男の手はとても温かく感じられます
小さなカイロを手に握り締めているようで
別れ際には、その手を離したくはなくて
少しぐずぐずとした自分でした
海外から帰り着いたお昼時は
思った以上に温かで
肌に沁み込むような寒さをイメージしていたのですが
良い意味で肩透かしにあいました
飛行場からバスに乗り込んだのですが
車窓から見る冬の空には
二本の飛行機雲が並列で線をなし
その地上に向かっている方は
解けて行くような広がりを見せていたのですが
まるで何かの物体が
白い筋を引きながら空から墜落して
地上近くで破裂し砕けたような
そんな姿でした
そんな痕跡も飲み込んで
何事もなかったように消していく
静かな冬空がそこにありました
時々 亡くなった
母の夢を見ます
心温まる夢のときもあるのですが
その日は母が離れてゆく夢
冬の朝のこと
起きると体も震える感じでした
もう随分とたつのですが
今でも亡き人の喪失感に
心寒く感じます
(Haiku)
Numbed by winter’s chill,
Mother’s dream, sorrow’s embrace,
Waken, heart in pain.
子供たちが小さな頃
一緒に高尾山に登りました
リフトからちょっと歩いた所の
ベンチに座り
喉が渇いたというので
ジュースを飲ませ
リフトに乗る前に買った
ポップコーンを食べさせました
最初のうちは僕の横に
子供の一人が座っていたのですが
太陽の陽射しを直接受ける側のせいか
眩しいといって席を移動しました
子供なのにだらしないと思いつつ
確かに以前よりも強くなってきた
陽射しを感じていました
年も明けてから陽射しが
少しずつ強くなってきていることを
肌で感じられるようになってきましたが
まだまだ風は冷たく
朝夕はコートのボタンもしっかりと止めて
俯き加減に道を歩いています
その夜も一日の仕事を終えて表に出ると
待ち構えていたように風が襲いかかり
身震いを感じるような冷たさに
まだ冬であることを実感しました