風のささやき 俳句のblog

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ポケットの手までも寒い家路かな急いた足さえ枯らせと木枯し【短歌】

2025年02月04日 | 短歌

とても寒い日
首筋を冷たい木枯しにさらされ
ポケットに入れた手も冷たく
早く家に着きたいと
頭にはその思いだけでした

けれど家までの道のりはまだ遠く
あせる気持ちに追いつけない
足がもどかしく感じられます

暗闇が足をとらえ
冷たい風が枯らそうとするようで
すっかりと心細くなりました