風のささやき 俳句のblog

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犬ふぐり痛手小さな足見合い 【季語:犬ふぐり】

2015年04月04日 | 俳句:春 植物
明るい春の川べりを
小さな子供と一緒に歩きました

子供の足は春の風よりも軽やかに
ゆっくりと歩く僕をおいて
どんどん走って行きます

時々は横道に姿を隠し
大丈夫かなと思い追いかけてみると
小さくかがんで草をむしり遊んでいたりします

僕を見かけると安心したのか
また走り初めて

その足元を見ると小さな足に踏まれた
犬フグリの花がありました

僕がこの春初めて気づいた
小さな花の姿でした