自転車で走っていたら
畑に育つ向日葵の一つが
首をぐにゃりと曲げて下を向いていました
花が周りの向日葵よりも
異常に大きいのです
その重みに耐えかねて
首を曲げてしまったのですが
何故自分で支えられないほどに
大きな花をつけてしまったのかしらと
ちょっと哀れに思い
ブレーキをかけて一瞬
その前に立ち止まってしまいました
頭が重ければ支えきれない首も折れるのは
自然の理ですし分かりそうなものですが
振り返ると自分も頭でっかちになっていることが
往々にしてあります
ついつい理屈と言い訳が先行して
頭が一杯になってそれを自分で支えていられなくなって
向日葵を嗤う以上に自分の方が
首を折った姿でいることが多く
気が付いていなかった自分の姿を
目の前に見せつけられたような気がして
しばらくその向日葵の姿が
頭から離れずにいました