「吹き消される者」
ただ 吹き消されることを
いたずらに 待つばかり
ただ 闇に飲まれる者として
無為に身をとかし
蝋燭よりも暗い炎で
誰が 僕を点した
直ぐに 吹き消そうと
誕生日の 蝋燭のように
ただ ただ 吹き消される日を
恐れ待つ定めを 誰が嬉々とし
僕に 火を点した
「吹き消される者」
ただ 吹き消されることを
いたずらに 待つばかり
ただ 闇に飲まれる者として
無為に身をとかし
蝋燭よりも暗い炎で
誰が 僕を点した
直ぐに 吹き消そうと
誕生日の 蝋燭のように
ただ ただ 吹き消される日を
恐れ待つ定めを 誰が嬉々とし
僕に 火を点した