風のささやき 俳句のblog

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眠り 【詩】

2022年02月03日 | 

「眠り」

少し眠るねとでも言うように 
その人は 静かに
沢山の花の中で
永遠の眠りについた

泉のように
その旨から湧いた 沢山の夢
零れ落ちて僕らが
その水に喉を潤したりもした

人を輝かすものは
胸の中から湧く

それを教えてくれた人に
手を合わせる


悪い夢頭の芯にまだ残る哀感朝日もかみ砕けずに 【短歌】

2022年02月01日 | 短歌

ときどき悪い夢にさいなまれて
寝苦しい夜があります

それは思い出したくない
昔の出来事だったり
傷つけてしまった人のことだったり

そんな夢で
一杯になった頭の芯には
目覚めても哀しい余韻が残っていて

いつものようにめぐる朝の光にも
かみ砕けないようです


また

悪い夢何度も起きた寝不足の目には朝日が痛い矢のよう