昨日に続いて、東京海洋大学練習船「海鷹丸」です。カテゴリーを「自衛隊装備」から「働く船舶」に移動します。
当日8時半ごろには晴海ふ頭に現着。すでに西から海上保安庁の測量船「明洋」、都の浚渫船「海竜」、護衛艦「てるづき」と停泊しておりました。たぶん前日からでしょうか。あるいは早朝からか。でも「海鷹丸」いません。
それがですね1時間前頃でしょうか、海鷹丸がやってきました。一番奥の接岸場所に向かってゆっくり動いていきます。あらら!ずいぶん遅いお出ましだとびっくりしておりました。向きを変えたり時間があるのと思っていました。ところが護衛艦をのためタラップ周辺に集合が掛かったころ、護衛艦の向うに海鷹丸のマスト付近が見えました。並んだ信号旗がどうもくるりと向きを変えているようです。移動するのでなくその場で向きを変えているように見えました。後で船長さんにその辺は詳しく伺うことが出来ました。
①②練習船「海鷹丸」
東京海洋大学 第4代練習船「海鷹丸」1886t 職員47名、学生60名 世界中を調査と訓練で航海しています。
③学生4人部屋
乗船するとすぐ紹介されたのがこの部屋です。撮影もどうぞと言うことで、この後船内をいろいろ撮影できました。
④船鐘
海鷹丸の船鐘です。学生が毎日磨くでしょうか、とてもきれいです。所謂「〇〇点鐘」の鐘です。
⑤機関監視盤?
この前に隣に操舵ルームがあります。そこで船長さんと会話するチャンスがあり、うっかり操舵装置を撮影するのを忘れました。
操舵装置の手前に大きな電子海図盤のようなものがあり、もちろん制止ロープで近づけないようになっていたのですが、その内側に年配の船員さんがいました。袖章を見ると太い4本筋が、これは船長です。(船長を変換すると1000兆をすべて数字12桁で表示しました。このPCの調子が少しおかしいのでは)。さっそく今朝の遅い接岸について聞いてみますと、『毎年一番最後です。この近くにいつも停泊しています』と言われるではありませんか。海図盤の場所を示されます。ほんの数センチです。接岸場所での簡単に向きを変えたことについても伺いました。『この船にはバウスラスターが付いていますから』(船を横方向に動かすための動力装置である。接岸や離岸の際に使用することで、時間や手間を省き、安全を確保することを目的に、比較的大きな船に装備されることが多い)勿論後で調べた情報です。
で、この画像ですが、操舵室で機関の様子を把握するための盤だそうです。
⑥研究室
実際の研究より報告会や打ち合わせ、討論などをする部屋の様でした。南極の氷が展示されていました。勿論触ってきました。
⑦海洋調査装置CTD
採水器:
海水を採取して調べる採水器は調査する深さの海水を採取するために用いられる機器です。上下にふたが付いているパイプ状のボトルを、海中へ投下し、目的の深度で海水を採取します。採取された海水は、塩分や、二酸化炭素(全炭酸)、栄養塩濃度、溶存酸素濃度などを精密に測定する。この装置の横に装置の解説が掲示されていましたが、これも帰宅後調べて説明しました。(間違いがあるかも)
⑧左舷にあった煙突
CTDなどが展示された甲板の左舷に煙突がありました。乗組員に尋ねると、甲板では作業が多くありスペースを確保するため左舷に寄せたということです。普通は船の中心線上にありますからあれっと思ったのです。
⑨機関室
見学順路を深く下に居りますとエンジンルームです。エンジンは動いておりませんが、発電機は作動中でそれなりの音を立てていました。
⑩エンジン操作盤
⑪海鷹丸全景
埠頭の立ち入り幅は少なく船体全景が撮影できませんでしたので、この位で。
東京海洋大学練習船海鷹丸が一番興味深かったので、こんなに長くなりました。他の2隻は短いですから御勘弁を。