7月27日宮ヶ瀬ダムで開催された、「ダム本体監査廊一般公開」に参加しました。11時20分の中途半端な開始時間は、11時からの観光放流を見てから見学者を迎えるための時間調整されていたのです。
一通り見学して受付に戻るとまだ受け付けていて、見学者が混んでいて大変だったというともう一度いかがですかと勧められ再度見学しました。
そのため見学の雰囲気を感じて頂くためと、実物をはっきり紹介するためと、画像を使い分けています。②は二度目の画像です。
1.ダム本体と見学通路の状況
赤線が見学の移動状況です。
2.見学ルート図
太い赤線が見学のルートです。
3.受付
管理事務所でアンケート用紙を貰い、受付で用紙の提出が入場チェックになります。係員の先から階段を下ります。すでに30人はいましたか。
4.階段上部から。
天端高156m。本体中ほどの入り口まで200段強下ります。2回見学したので400段強降りたことになります。
5.本体入口
②いよいよダム本体内部です。
6.点検用モノレール
入口からすぐに、点検用モノレールの停留所がありました。4人乗りです。希望者は中に入ることもできました。もちろん私もです。
7.同上
②モノレールの全景です。重い資材なんかの運搬に使われているようです。
8.同上 急斜面の軌道
②ダム本体の天端方面から降りてくる斜面です。45度あるそうです。
9.同上 操作盤
②停留所脇にモノレールの操作盤がありました。表示を見ると、左岸天端から底に下り右岸天端に移動するのが分ります。
10.本体通路
見学者が移動する通路。約150mあるそうです。パンフレットによるとさらに基部にもう1本通路があるようです。
11.同上
②通路の全景です。高さ156m、幅375m、堤体積2百万立方㎥の本体内部を歩いてみたいと長年思っていました。
希望がかなって幸せです。
12.プライムライン
通路途中にある機器。水圧や地盤の変形などにより、ダム堤体に生じるひずみを測定し、ダムの安全性をチェックする機器。
これは上部からおもりを吊ったノーマルプライムラインです。ワイヤーの位置のずれを0.1mm単位で測定しています。
ダムが満水の時、2cm位移動するそうです。
さらに。岩盤の移動を測定するため、岩盤からワイヤーを引っ張り上げたリバースラインがあるそうです。
13.同上 ワイヤーのアップ
機器の横のワイヤーをアップしてみました。
14.高位常用洪水吐設備の油圧シリンダー
大勢の見学者が詰めかける設備。詳しくは次の画像で。
15.同上
②二度目の見学ではこんなに空いています。
こちらは主ゲートの油圧シリンダー。手前に副ゲートの設備があります。ゲートは水圧に耐えられるよう8tのステンレス製です。
このゲートはさらにもう1基設けられています。
言い忘れましたが、本見学は受付から階段、各設備に全て職員が付いてくれていました。
16.エレベーター
2基あるエレベーターのうち、1基は一般に開放されていますが、本日は通常停止しない階に停止するため、職員が操作しています。
効率よく乗降するため、上り下りを分けて並ばせていました。うまい工夫です。
長年の夢だったダム本体内部の見学でした。最近見学会ブームでツアーもあるそうです。先日の自衛艦内部見学会は行きそびれました。残念。
「あるある」を聞いたのですが長くなるのでまた明日。