新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

多用途支援艦「えんしゅう」一般公開報告③あるある

2017-02-28 18:02:42 | 自衛隊装備
おかげさまで「えんしゅう」に関する記事にたくさんの反響を頂き感謝です。
本日は、見学の際にいろいろ感じたことを書きます。

①ヘリ母艦「ひゅうが」曳航

昨日も書きましたが、自走式標的曳航ボートを水面に下ろす際の痕が甲板にないですねと話した時のことです。私は艦尾の形状が大型漁船などでも見かける底引き網を降ろすゲートの型に似ているので、写真の艦尾の形状を自走ボートのおろす場所と思っていました。
それが全く間違っておりました。隊員の解説によりますと艦船を曳航する際に、曳航ロープが船体の角に触れて切れないようにあのような形状にしてあるそうです。
『あの「ひゅうが」を曳航したことがあるのですよ』と誇らしげに言われます。『え、あのひゅうがですか。あの船体を曳航するとなると、エンジンフルパワーでものすごい振動とエンジン音ではないですか』とお尋ねすると、『動き出したらそうでもないですよ』とあっさり言われます。
巨大な船体でも水の浮いているのです。動き出したらあっさりしたものかもしれません。でも2万トンのひゅうがを曳航するなんて、すごい!!

②7倍双眼鏡
艦橋に上がった時です。当然艦長席もチェックしました。以前掃海群司令の席に腰かけさせていただいたことがあるので、今回は周辺をチェックです。
窓際に双眼鏡があります。当然それなりの大きさです。ストラップに「艦長」と言うタグがついてます。双眼鏡好きにとってはチャンスです。覗いてみました。7×50mmです。左眼のレンズにスケールが刻まれていました。メーカを確認したのですが忘れました。たぶんVかKだったと思います。
しばらくしてから甲板で年配の隊員に尋ねてみますと、倍率が大きすぎると目標を探すのが大変だということでした。これはBWでも同じです。双眼鏡好きとしては、スケール入りの双眼鏡はうらやましいと言いますと、笑っておられました。

③減揺装置
昨日の写真にありますとおり、巨大な装置です。大型遊覧船にも減揺装置がありますね、この艦の装置の効果はいかがですか?と年配の隊員に尋ねますと、あまり効果はなです、結構揺れますよ、私はこれで6隻目ですが一番揺れますとのことでした。でも艦の大きさにも関係するのではとも思います。

④煙突

エンジン出力は艦の大きさに比べて5,000馬力とかなり強力です。先ほどありました通り「ひゅうが」曳航することが可能ですう。艦の中央の大型の煙突を1本建っており艦橋構造物とは独立しているのも珍しいです。強力な馬力を想像させます。


⑤WELCOME
一般公開に参加するとき、マストに見学歓迎の信号旗が揚がっているか楽しみにしています。まれに何も掲揚されていないときはがっかりです。
上から「W E L C O M E」です。

⑥おまけ

「えんしゅう」から振り返ると、熱海城が見えました。おまけでパチリ。

⑦マナー無視
今回のような見学記事を書きますと、偶にどうしても書きたくなるのがこの事です。
報告をお読みいただければわかりますように、かなり頻繁に隊員に質問しています。ツボを得たような質問?をするせいか隊員の皆さんも丁寧に解説してくれます。そんな時に割り込んで声をかける失礼な親爺がいます。せめて目礼でもしてから声を掛けなさい。隊員も戸惑っています。まったく失礼な。

明日は公開まで待っていた午前中、十年ぶりくらいに訪れた熱海港の情景の報告です。
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多用途支援艦「えんしゅう」一般公開報告②装備

2017-02-27 18:02:43 | 自衛隊装備
さて乗艦です。
見学順路ごとに撮影してあるのですが、バラバラですので装備別にまとめて紹介します。また私個人としてはいろいろ興味があるのですが、マリンフェスタ等で以前紹介している装備もあり(当然ですよね、海自の艦船ですから)省略してあるものもたくさんあります。「えんしゅう」で新しく見学できた装備をメインに紹介します。

①艦橋内にて

取敢えず一般的な状況を。海上保安庁発行の電子海図情報を入力したマッピングも大変興味深いものがありました。GPSとレーダー情報との連動は当然ですね。艦長席も当然ありましたが、これも割愛です。

②12.7mm機銃

ブリッジの屋上にあるので確認できませんでした。

③艦銘版

大型艦ですと真鍮製とかクロームメッキの白く輝くものなど立派なものが多いですが、本艦のは質素な銘板でした。

④減揺タンク装置


両舷にひとつづつ巨大なタンクが設置され、それが太いパイプで連結されています。
この図から見ると、かなりシンプルな装置ですね。外洋の遊覧船にも揺れ防止装置があると聞きますが効果は異なるのでしょうか。
これにより外洋行動での居住性・運用性が向上したそうです。

⑤自走式水上標的ボート


無線の遠隔操縦でえい航標的を曳航して、護衛艦等の射撃訓練を支援しています。速力は時速65kmだそうです。
艦尾からずるっとボートを海上に下ろすかと思ったのですが、それにしては甲板に傷が全くありません。デッキクレーンで下ろすそうです。

⑥デッキクレーン

公開のため折りたたまれております。作業中の伸ばした様子は昨日の報告を。

⑦高速ゴムボート

こちらは時速40㎞だそうです。

⑧標的管制装置アンテナ類

何気なく撮影した青空に立つマストですが、見慣れた水上レーダーの上の短いマストにあるアンテナのようです。よく分かりません。

帰宅してから頂いたパンフレットを見ますと、いつものことですが、見逃したりちゃんと質問すればと思うことが結構あります。
公開、いや航海、いや後悔の日々です。(突然思いついたフレーズですが、気に入りました)
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多用途支援艦「えんしゅう」一般公開報告①

2017-02-26 17:21:52 | 自衛隊装備
昨日熱海で公開された多用途支援艦「えんしゅう」の見学報告を行います。なお熱海港では本日も公開されています。
盛り沢山ですので、①全般・乗船まで、②装備、③あるある、④ついでに熱海港、の予定です。

さて、13時からの一般公開ですが、天気も良く午前中は鳥撮のつもりで熱海着9時で始まりました。風もなく絶好の撮影日でしたが、鳥はカモメが遠くにいるくらいで収穫ゼロでした。

通常の一般公開では朝9時からが多いのですが、今回は13時です。さらに長い行列で、準備中の本艦に近づくことはできません。今回は朝から岸壁で準備時の様子を眺めることができ、ある意味では幸運でした。それでは。

①艦首方向から。

多用途支援艦「えんしゅう」 名前の通り、裏方として活躍する艦艇です。航行不能になった艦艇や航空機を曳航することができます。あのヘリコプター搭載護衛艦を曳航した話を隊員から聞きました。また災害派遣・物資の輸送もします。さらに自走式水上標的を走らせて、護衛艦等の射撃訓練の支援を行います。
平成20年2月就役、980t、全長65m、5000馬力、乗員45名  当日のパンフレットより

②右舷より


③艦尾より


④作業中のデッキクレーン

早く着くとこんなシーンも見られます。昇降用のタラップを設置しています。普段ですと、準備が終わっており作業は見られません。

⑤接岸用ロープの最終点検

これも珍しいシーンです。フォイッスルで合図の下最終チェックでした。

⑥艦尾の自衛艦旗

鳥もおらず何もすることがなく、海を眺めておりましたが、偶に吹く風を待って自衛艦旗がはためくところを撮りました。

⑦一般公開目の案内と監視の隊員の最終ミーティング風景

これも珍しいシーンでした。

⑧幼稚園児に記念品配布

通りがかった幼稚園児たちが見学の列の合流。係の隊員が記念品(紙製の略帽*)
を配布。その後園児たちは自衛隊員の顔出し看板で遊んでいました。たぶん乗船は、艦内の急な階段があるので無理だと思います。

いよいよ乗船です。勿論私は8番目に並びました。先頭はちょっと恥ずかしく。(* ギャリソン・キャップと言うそうですね)勉強になります。
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熱海港で

2017-02-25 15:22:40 | 読書
熱海港で、海自の多用途支援艦「えんしゅう」一般公開に参加した帰りです。詳細は整理が終わり次第報告致します。先程小田原を出たところです。
山荘管理人
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『サーバーを大きくしたのですが』だって・・・

2017-02-24 18:02:15 | コンピュータ関連
品名は申し上げられませんが、あるマシンを6年前から使用しています。この商品の大きな特徴に、最新更新データを毎月ダウンロードできる点があります。
膨大なデータから1月で更新されたデータを入手できるわけです。もちろん無料です。

実際使用する時点では更新情報を判別は無理で、最新情報が役立っているかは確認できません。まあ、保険のようなものです。
さて2月のデータをメーカーからダウンロードしました。いつものようにマシンにマイクロSDカードを読み取らせようとしたのですが、まったく反応がありません。いつもの情報読み取りメッセージも出ません。PCに戻ってSDカードを覗いてみますと、確かにデータはダウンロードされてます。

仕方がないので、メーカーのカスタマーセンターに電話です。状況を説明しているとこんな話が出てきました。
『最近サーバーを大きくしたので、いくつか不都合が起きているのです』
『え、他にもこんなエラーが起きている人がいるの?』と聞いてみましたがそこは濁されました。
結局もう一度今月のデータを削除してダウンロードし直してください、と言うことにおなりました。

そういえば昨年末、定時の更新データダウンロード自体ができなるなることがあり、1週間ぐらい待たされたことがありました。
さて指示通りやったのですが、やはり無理でした。
こうなりますとこちらも意地です。サイドカスタマーセンターに再度電話しました。
今度は年配の技術屋さんが応対してくれました。(先ほどは若い女性でした)
彼は改めてSDカードをフォーマットし直してくださいとの指示、過去の記録は消し去ることに。真っ新にしました。
私はメーカー提供のダウンロード専用のソフトを使用してダウンロードしているといいますと、『会社のHPのダウンロードからやり直して最新データを入手してください』とのこと。

早速トライして先ほど無事にマシンのデータ更新を終えました。
私のマシンのカテゴリーは多岐に機種数は50を超えていると思います。データの扱いもカテゴリーごとに違いますから、セットも大変だと思いますが、それでもね、無料最新データ更新をサービスの大きな目玉にしている以上頑張っていただかないとね。

夕方突然舞い込んだあたふた事件でした。

明日は1年ぶりに自衛艦の一般公開です。寒くなければいいです。なにせ岸壁ですから
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春3番?が吹く中「オシドリ」は(2)

2017-02-23 18:16:25 | 読書
春3番は如何も今日になるようです。では一昨日は如何だったのでしょうか、春2.5番かも。
何時もは施設の根元に集まるのですが、一昨日もほとんどがそのように集まっていましたが、何羽かは施設の上に登っていました。
この場所はそれこそ北向ですから春の嵐がもろ吹いてきます。でも冷たい水はないです。先日の番組で、水鳥の足は特殊な構造になっていて、冷たい水に耐えられるそうです。

そんな様子を。



彼は上の方まで登っていました。


下の段はカップルだったようです。上の彼は遠慮したのか、それともスペースが空いていなかったか。
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春3番?が吹く中「オシドリ」は

2017-02-22 18:02:43 | 水辺の鳥
一昨日、春2番が吹き荒れました。じっと閉じこもっていました。
昨日やはり強い風が吹きました。6mとか8mとか予報では言ってました。
風は強そうでしたが久しぶりにいつものため池に出かけてみました。土手に上がってびっくりです。砂交じりの北風が吹きつけてきます。
広い水面には鳥がいません。いつもなら数十から百羽の鳥が点在しているのですが、カルガモやオオバンさえもいません。
土手はため池の南端です。したがって北風が吹いて来た終点なのです。鳥たちは北の端の岸の風よけのところにいるのか別のところへ避難しているのか。
なにせ前日の春2番は猛烈な台風並みでしたから、隠れるところのない広い池ですから。まだこの日も戻っていないのでしょう。
「春3番か」と隣のCMに話してみました。

それでも何故か池の端の構造物の陰に十数羽の「オシドリ」風の向って浮かんでいました。構造物のこちらに回り込めば風が柔らくのにと思いますが、こちら側は土手のそばです。警戒心の強いオシドリは意地になって向こう側にいるみたいです。


時々ふらりと日の当たるところへ出てきます。以下全編波に翻弄されているオシドリです。




砂交じりの風が正面からひきつけます。カメラが揺れます。砂がレンズを傷つけないか気になります。勿論この風の中にはたっぷりの花粉が、奥多摩や丹沢山塊から飛んできているのです。目がかゆいです。
砂ほこりと花粉と陽射しで、周辺が薄黄色になってました。後から来たCMも早々に引き揚げてしまいましたが、粘っていた私も12時の公園のチャイムをきっかけに引き上げることにしたのです。
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「ななつぼし」が好きなのですが

2017-02-21 18:02:04 | グルメ
2015年11月に初めて「ななつぼし」を買いました。以前からお話ししている例のお米屋さんの5分搗きでした。しっかりした食感が好ましく、マツコさんが好きだというだけの事もあると納得です。
食べ始めてから1年ちょっと。ところがです昨年末に数年来玄米から精米をして買っていた老舗のお米屋さんの出店が、撤退してしまったのです。本店は湘南にあります。ガソリン代や電車賃を払ってまでは遠すぎます。近隣の米屋を探してみましたが、少し遠くです。せっかく五分搗きになれたと思っていましたのにがっかりです。農協の販売店もありますが、北海道のコメを売っているわけもなく。

仕方なく大手スーパーを探してみました。ヨーカ堂に白米の「ななつぼし」がありました。少し前から食べています。昔から土鍋てご飯を炊いているのですが、「ななつぼし」を食べてから本当においしいと実感しておりました。
ですがこの白米ですがもうひとつ迫力がありません。確かにおいしいのですが、白米と五分搗きの違いなのでしょうか。
あるいは、依然そのお米屋さんで聞いたのですが、同じ銘柄でも収穫時期や生産地によって味が違ってくるそうなのです。「ななつぼし」を初めて食べた時の印象が強烈だったからなのでしょうか、どうも今回のお米は物足りません。



5キロですからしばらくあります。近隣の米屋を少し探してみます。花粉がふりそそぐ中の探索は、あまり乗り気ではありません。

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「スズガモ」の群翔

2017-02-20 18:02:11 | 水辺の鳥
東の浜についた朝方、沖合高くカモの群れが飛んでいきます。


朝日も弱く高いところを飛んでいたので種類はよく分かりません。



昼近くになって低いところを飛び始めて、撮影できたのがこの画像です。背中の色や風切の羽の色などがよく分かります。それで「スズガモ」と判断したのです。

沖合遠くに列になってただよっている沢山のカモ。そのなかで、なぜスズガモと判断したのかと言いますと。


3枚目の画像の左側を原寸でトリミングしてみました。
前方のカモは、嘴の根元が白く見えます。背は黒っぽいです。一方後ろのカモの背は、灰色に見えます。これは黒と白の細かい網目模様なのです。
また風切の羽が白い帯状に見えるのです。一方、風切が同じように白く見える「キンクロハジロ」は背中が黒っぽく見えるからです。

マ、こんな風に、一日中台風並みの風が吹いてじっと籠りっきりの私はこんな風に時間をつぶしておりました。
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「ハジロカイツブリ」も久しぶり

2017-02-19 17:02:45 | 水辺の鳥
東の浜の鳥たちの中で比較的近くに寄ってきた鳥の一つが「ハジロカイツブリ」でした。
遠目にはなかなか見分けがつきにくいのは、「ミミカイツブリ」とよく似ているからです。


こんな具合にプカリプカリと浮かんでいます。


引き上げる直前に立ち寄った都市河川の河口ですが、この川がとても水が澄んでいるのです。臭くもありません、川底も見えます。
上流に生活排水を出す住宅などが少ないのではと思ったのですが。
ここの6羽のハジロカイツブリがおりました。柵越しですから目の前です。


その中の1羽がすでに夏羽に変わりつつあります。目の後ろが金色と接過食の飾り羽が生えるのがもう始まってます。
変化が始まっているのを見つけられて一寸うれしくなったのです。撮影行の最後のお土産でした。
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