木曽の新緑は他とは違う。ディープだ。
木曽川に沿ってR19を北上するに従い、谷が深まり立体感を増す新緑の世界は圧倒的。「木曾路は すべて山の中である」、この季節は最高だ。
木曽福島の手前の道の駅から覗く霊峰・御岳、穏やかな表情にも威厳さは隠していない。
昔は山越え(峠越え)の難所と言われたが、2006年に開通した権兵衛トンネルで伊那谷へ。初めて通る。
トンネルを抜けると、・・・・・・・・・・
緩やかな坂を下るにつれ、眼の前に広がる伊那谷、期待以上の景色。木曽谷と異なり日当たりがよく、ブライトな新緑と南アルプスの残雪のコントラストが見事です。
ビルと車、汚れた空気に慣らされた人間に、二時間半で着くこの世界は別格。
伊那谷と言えば「ソースとんかつ」。
スマホで検索、評判の「「ひげのとんかつ 青い塔」へ、ネーミングを含め全てがアンバランス(笑)ですが、さすが人気店、辛うじて二人分が空いているほどの盛況ぶり。
ヒレかつを頂きましたが、肉が柔らかく美味しいです。それにボリュームもありますね。
それから、露天風呂から南アルプスが観えるという「天然温泉・みはらしの湯」へ。泉質がよく湯上り後、広間でウトウトと・・・・・・・
今回の目的の一つ、「安曇野ジャズファンの雑記帳」さんで紹介されているJazz Cafe PLATへ。
車を降りると、店からもう音が漏れていた。凄い音量だなぁ、と思ったら、ライブが。画像はトリオですが、tsカルテットです。皆、地元周辺のアマチュアさんだそうですが、実力はなかなかのものです。pを弾くボーイッシュな若い女性は、なんと箕輪町の職員で、東京の大学を卒業して3年ほどとのこと。しなやかなタッチを聴かせます。
D・ゴードンの「チーズ・ケーキ」、L・ボンファのボサノバ「ジェントル・レイン」、コルトレーンで有名な「コートにすみれを」の3曲を聴きましたが、初めての町での偶然のジャズ・ライブ、いいですね。選曲も堪りません。プロ顔負けの演奏です。
住所:長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪7925-1
電話:0265-98-6731
ホームページ:cafe-plat.com
R153沿い、この看板が目印です。
日が長くなったので、R153を北上、塩尻でR19に戻り、南下。途中、久しぶりに奈良井宿へ。この佇まい、好きだなぁ~
昼間の賑いは消え、猫一匹いない静寂の中、居るのは自分達だけ、いいじゃないか。
梅雨入り前のドライブ、いい一日でした。