偶々、立ち寄ったカフェに置いてあったサライ。昨今のレコード・ブームを背景にした特集が組まれていた。
レコードが聴ける店として何軒か名店として紹介され、その中にもう30年ほど前に聴きに行った店があった。その筋ではそこそこ名が知れた存在でしたが、今では老舗として評判を得ているようです。
でも、自分は「二度と行かない」と決めた唯一の店。
雨の夕方、4時半ごろ店に入ると、客は2、3人とがらがらで、どこに座ろうかと思っているとだらしない学生アルバイトらしき男に「こちらへ」と一番、奥の大きなSPの前に案内された。恐らく時間帯、混み具合、人数等々、席の案内の仕方がマニュアル化されているのだろう。そもそも大きなSPの前に席を設けること自体、まともではないけれど、応急、臨時にのみ使用ならそれなりに価値はあるだろう。
他に空き席がいっぱいあるのに冗談じゃないぜ。真ん中あたりに一人用?の席があったのでそちらに変わった。ガラス張りのオーディオ操作コーナーに店主の姿が見えたけれど、本を読んでいるのか、出版物の原稿を書いているのか、下を向いたまま、店内の様子にまるっきり無関心。注文したコーヒーが運ばれてきたけれど、先ほどの男がスニーカーの踵部分を潰してスリッパ履きしているためバタバタと騒音をまき散らしている。 本来は、店主が指導、教育すべきこと。その頃、時間帯によるけれど、音楽鑑賞最優先で「店内私語禁止」だった?ほどなのに。我慢してレコードに神経を傾けたけれど、BGM級ばかり2枚続いたので、ものの30分程で店を出た。最?の店ですね。
実はここへ来るまでに他に二店に寄っていた。一店は壁にあるミュージシャンのレコードが飾られ、内容も雰囲気も良かった。もう一つは著作物がヒットし、意気揚々の店主の店だったけれど。ま、この世の中、評判ほどいい加減なものは無いです。
ネガティブな話の後は、気分転換に庭へ出ましょう。
少し前はエゴノキの小鈴の花が目を楽しませてくれましたが、今、ヤマボウシが真っ盛りです。例年より早いです。