・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

ほつれ

2012年03月07日 | つぶやきの壺焼

「鬢のほつれ」という唄を思い出す。

♪ 鬢のほつれは 枕のとがよ それをお前に疑られ
           つとめじゃえ 苦界じゃ 許しゃんせ
http://sasakimikie.seesaa.net/article/59957527.html

仕事仲間の合図にしても
「びんほつ」などと声高に

いやな言葉は、それだけが耳に残る。
聞こえよがしに思わず発する言葉で、およそ品格が定まる。
符丁は色気をそぐもの。
くだけた調子のつもりでも、見せたがっては空気を壊す。
調子が外に出て目立てば、もはや調子ではなくなる。


ほつれは、まとまりがなくなることだが、ほつれた様は、たくまずしてそうなってこそであるのに、はじめから化け物のような髪をして、ちかごろはなぜカメラの前に立つのか。
あれは見る者を苦界に追いやる。