道具には、使えば使うほど、使う人の思いが込められていく。
使い込むということは、そういうことなのだろう。
むかし一緒に仕事をしていた人と連れ立って秋葉原の街を歩いていたとき、道具の話が出て、「たまにしか使わない道具は安いのでいいんじゃないか」と言ったら、「たまに使うものだからいいものを待ちたいのだ」との返事。
コスト-パフォーマンスのパフォーマンスの価値を高めていけば相対的に低コストになる。
安直ないい加減な道具ではパフォーマンスの価値を上げにくいから、相対コストは上がる勘定になる。
I 国製の小さいニッパーを買って気に入っていたが、使い込む以前に刃が飛んでしまった。
南の国製は形はよいが、使うには北の国製がよさそうだ。