もう一度、「今昔有情」のこと。
この本は、はるばる、は大げさだが、小田原からお越しくださった。
本1冊となると、なんでわざわざと人は思うだろう。
先日小田原駅まで送ってくださった方がこの記事をご覧になれば、時間調整に駅の三省堂に寄ったかと思われるかもしれないが、そうではない。
あのときはまったくの待ち時間なしに、始発の「特別快速」というのに乗れた。
この本は、わが町の図書館にリクエストをしておいたら、小田原の図書館から回してくださったもの。
蔵書の少ない図書館でも、こういう広域運営で読むことができるのはありがたい。
書店には販売冊数が減って気の毒だが、文化への貢献がなりわいの根幹だと思っていただこう。
あのときは車の中で、むかしお世話になった方の思い出話をしていた。
広域運営という言葉を持ち出したのは、会社にその名の部署があって、話題の主がその仕事をしておられたことを、ふと思い出したからである。
しばらく前に大宴席でお目にかかったが、お元気にしておられた。
広域参加の集まりだったので、お好みだった鍋ものは出なかったが。