・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
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難解ルール

2012年11月09日 | つぶやきの壺焼

囲碁の中国ルールは、ややこしさを通り越して、私には理解不能である。

日本のルールは、 (地の数)-(取られた石の数) を数えて多いほうが勝ちなのだが、中国ルールは、 (地の数)+(盤上の生きている石の数) を数えて多いほうが勝ちだという。

盤上の生きている石とはどの石を指すのか、盤上には生死に無関係な石もあるので、その範囲がまずわからない。

このサイトに中国ルールが載っているが、読んでいて頭が痛くなってくる。
http://sowhat.ifdef.jp/igo/chinese/#1

ここには、「日本ルールはいかに大きな地を囲うかを競うゲーム。中国ルールはいかに多く自分の石を置くかを競うゲーム。地は自分の石だけが置ける領域という意味になる」という説明もあるが、これも読んだだけでは理解できない。

このルールを一読してああそうかと言える人は、よほど頭脳明晰なお方だと思うのだが、もしこれが誰にでもすぐわかることであったら、吾人もいよいよ痴呆症の仲間入りかと、目の前が暗くなってくる。

このルールの違いは、中国で私有の土地が認められていないこと、どんな手を使ってでもこれは我がものと主張する精神文化と、どこか関係がありそうな気がするのだが、どうだろうか。


碁の計算学入門 (MYCOM囲碁文庫シリーズ)
石田 芳夫
毎日コミュニケーションズ