「止める」のは邪魔をすることですから、まっ先に浮かぶイメージは不便になることでしょう。
ところが、逆の場合があるのです。
作業用エプロンの背中で結ぶ紐がそれです。
エプロン本体の左右端についたリングを通して紐を結んでおかないと、作業中にだらだらと広がってきます。
リングの大きさは、紐を通しやすいけれども邪魔にならない、ちょうどよい寸法にできています。
しかし、紐を手探りで通すにはちょっと小さいので、これが面倒です。
使う都度紐を通さなくてもすむようにするには、通したままにしておけばよいのですが、先に何かぶら下げると結ぶときに邪魔になりそうです。
紐には何も付ける必要はありません。結び目を作ればよいのでした。
抜けないように止めてしまって、便利になりました。