・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

軽口習慣の模倣はうまくいかない

2014年02月25日 | つぶやきの壺焼

芸人はときどき政治家のモノ真似をします。それも芸のうちです。
その出来がよければ、それだけでもメシを食えます。

政治家もときどき芸人の真似をします。それはモノ真似にはなりません。
あまり出来のよいのは聞いたことがありませんが、もちろんメシのたねにはなりません。

モノ真似の成立可否は、聞く人の心を捉えるかどうかで決まります。
芸人のモノ真似が芸になるのは、似ているかどうかをもう一つ超えた何かがあるからです。

芸人はウケを狙います。
政治家もときどき芸人の真似をしてウケを狙います。結果は歴然、笑い声だけは聞こえます。
けれども、この笑い声は、芸人の見事な芸を見たときの笑い声とは違っています。
笑い声は、鳴き声よりもその質を区別しにくいので、笑ってくれればOK僕上等と思ってしまうこともあります。

ウケ狙いは芸人仕事の本質の部分ですから、それこそプロの仕業です。
政治家のウケ狙いはアマの域を抜けられません。

軽口でウケを狙おうとすると、ほとんど失敗に終わります。
軽口の巧拙は国民性にもよります。
口の重さの平均値の高い国の人が、軽口の達者な国の人の技法だけを真似てもうまくいきません。

性根は模倣できないのです。

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