・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

いつでも買えるという心配ごと

2014年03月09日 | つぶやきの壺焼

スーパーやコンビニのパンの棚が空になるときが、異常天候と一緒にやってきます。
天気予報がわかりやすくなったので、雨風や雪より先に買いだめばあさんが襲来します。
足腰が弱くなれば、閉ざされてしばらくの間は何とか食いつながないと雨が乾くより先に命が渇いてしまいますから、これだけは自衛手段としてきっちりやっておかなければということなのでしょう。

「人はパンのみにて生くるにあらず」
続けて「 ソーセージやハムもなければならぬ」という戯言もありますが、パンを世界中の食べものにしたのはパン屋さんの力です。
パン屋さんといっても、焼いて並べて売るだけではありません。
パンの普及にこれ努めたパン屋さんもいます。

パンの普及のおかげで、世界中の多くの人は、食べものは自分で作らなくても、いつでも買えるものと思うようになりました。
食べものを買うだけで済ませる習慣は、食べることには自分の手を動かさないと決めてしまった人も増えてきました。
食べものを買うためにはお金が要ります。お金を稼ぐには働かなければなりません。懸命に働いても、食べものを買えばそれで終わりということもあります。
自分で食べるものを作ることは知っていても、できることでも、それはしないと決めてしまったので、手は出せません。

食べものを作っているうちは、そのどこかに愉しみを感じていましたが、お金を稼ぐための仕事には、決められたことを夢中になってやる、それだけの毎日です。
どこかが変だとは、考えてみる閑もありません。

閑がなくても、天気予報だけは見ておかなければなりません。
パン屋さんの棚がいつ空になるか、それが心配ですから。

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