「福島 復興状況」で画像検索をしたら、出てきたのは会議の写真ばかりです。
復興という言葉を知らない人が見たら、会議のことと思うかもしれません。
集中復興期間の終わりが近づいていると、ニュースは報じます。
これには、集中が十分でなかったという意味が込められているように思います。
たとえば、仮設住宅の解消が進まないのはなぜか、報道されるのは、手が足りないなど、知らせて都合のよいことだけです。
メディアが報じなければならないことはなんでしょう。
報じられて困ることがあれば、それは何なのでしょう。
そこには、メディア自身の都合は入れるわけにはいきません。
被災地復興の総合工程管理は、だれの責任下にあるのでしょうか。
復興庁設置法によると、復興大臣は、「内閣総理大臣を助け、復興庁の事務を総括することを目的として」置いた職務らしいのです。
事務の総括が主目的では、工程管理も事務のうちなどとうそぶく理屈しか出てこないでしょう。
序での責任しかもつようにしていないのでは、ついでの仕事しかできません。
前途遼遠、被災地の方には、また我慢の1年のはじまりです。
ここで念仏は不謹慎なので、やめておきます。