PM2.5 の濃度を 10% 減らしたと発表があったことを何日か前に聞きました。
おお、1 割も減らしたか、お見事などと思っていては大間違い、こんな数字は安心材料にはなりません。
発表する側の得意材料、あるいは自己欺瞞材料でしかありません。
大気中の有害物質濃度を % 表示で比較することが、すでにまやかしなのです。
簡単な計算です。
あるとき、PM2.5 の濃度が限界値の 20 倍になったとします。
それが 10% 減っても 20 倍というとんでもない値が 18 倍になるだけのことで、超有害であることに変わりはありません。
こんな政府から、アジアインフラ投資銀行に加入のお誘いがあったとして、仲間外れのデマを怖れて、言いなりにカネを出す気になれるでしょうか。
投資したカネは PM2.5 に姿を変えて、減ってしまった 10% を、元気に再生復活させることになるかもしれないのです。