「無所属の会」が解散する方針を確認したというニュースがあります。
解散したのでもなく、解散することを決めたのでもなく、解散する方針を確認したと、とりあえず言っておこうという、何とも歯切れの悪い総会の結論です。
こうしておけば、方針を確認したけれども、まだ解散はしていないと、都合のよい時期が来るまでいつまでも言い続けることができます。
まさかと思って調べたら、さすがに政党交付金は無所属の会には出されていなかったようです。
では、なぜはっきり解散したと言い切れないのでしょうか。
考えてみれば、どこにも所属しない人の寄り集まりに、解散という行為は成立しないのでした。
これはこれは、ばかばかしい錯覚です。
この先どうする、半年後にどうする、必ず来るそのときには会の奇名が邪魔になってきます。
解散する方針だと言っておけば、時と場合に応じて、まだまだ離合集散が意のままに表明できるという相談がまとまったのかもしれません。
聞けばこのおじさんたちは、無所属と言いながら前の所属政党から籍を抜かすに、交付金だけは受け取っているようなのです、いやはやどうも。