・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

錯覚時代:21 暴力

2018年12月07日 | つぶやきの壺焼

スポーツは体を張って競い合う人間行動の一部分です。
生活のほとんどすべてがスポーツという職業に就いているのが、プロのスポーツマンです。
スポーツ・プロの生活信条が、それ以外の一般人と同じでなければならないと思い込むのは錯覚の一種でしょう。

安穏な生活環境のなかで、安全第一に育ってきた人は、スポーツの美しく競い合う一面だけを見て楽しみます。
体を張りながら、多くの人を楽しませる形式美を整えるには、その陰に激しい鍛え方が必要です。
スポーツ界の激しさが、一般生活者には暴力に見えることあります。

弟子を鍛える過程で、鼻の骨が折れたわけでもない、ほっぺたが腫れたぐらいのことを暴力だと騒ぎ立てるのは、騒ぎを売りものにするメディアの卑屈な商法に過ぎません。
「お母ちゃん、ぶたれたよー」と訴える子の泣き声を伝えてみても、そのスポーツの向上には、まったく役立ちません。
暴力に見えたことが、実際に別の暴力を受けた被害者の行為であったかどうかなどとつなげてみたところで、話を面白くしたいだけのネタづくりでしかありません。

叩くことがなんでも暴力と見る、これも錯覚なのでしょう。

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