言霊信仰という想定回避手段があります。
信仰は、頭で考える主義とは別次元で人をとらえ、そのつながりがまた信仰に深みを増していきます。
口にしなければことは起こらないという、何世紀も前から根付いている言霊信仰は、言い続ければそうなるという人心攪乱に逆用もされます。
「長い目で見れば日米安保にも悪い影響を与えかねない状況だと強く危惧している。沖縄の民意を意図的に逆なでしているとしか思えない。到底容認されるものではない」
などとうそぶく政治屋もいますが、その人は、「強く危惧している」と言いながら、おそらくそれを願っているので、国の存亡にかかわることであれば、そんなことは到底容認されるものではありません。