「批判はよくない」と言う口封じの決まり文句があります。
せっかくAという説が出たのだからつべこべ言うなと、次のB説を出しにくくしてしまう、あまりよくない効果があります。
批判とは、つき合わせて良し悪しを判定することですから、それがよくないと言うのは、判定はよくないということになります。
「ひはんはよくない」と言う人は、批判は否判と書くものと思っているのかもしれません。
否判は、すべて否の判定、生きるとは恨み続けることという朝鮮文化の「恨」の思考様式に通ずるところがありそうです。
恨、否判からは、明るい未来は開けません。
ひはんには、非恨という文字をあててみてはいかがでしょう。
恨みごと、否定からの脱却を、彼の地の人たちに望みたいものです。