世界はリズムに溢れている。
心地よいグラデーション、軽やかなレイヤード、不規則なレペティッション。
ひとそれぞれにも、生活のリズムというものがある。
乗る事の出来るリズムに溢れている。
光を影を、透過させるガラスのプリズムを見てそう思う。
話はまったく飛ぶが、
全ての人間には、非常に高い振動数と低電圧の電磁場があることが分かっているらしい。
この電磁場を検出する事は非常に難しいが確かに存在するという。
そして、人間がネガティブに感じればネガティブな電磁場が生まれ、ポジティブに感じればポジティブな電磁場が生まれるともいう。
人々が集まって酒を飲む理由はここにあるのかもしれないということだ。
つまり、ポジティブな「親交のための電磁場」を相互に発生させる為に酒飲み場は機能しているらしい。
この極超短波現象については現在もほとんどわかっていないそうだが、我々が波長が合う、つまり、同じリズムの人に協調することと、何か関係もあるのではないだろうか。
人が集うところ、ある深遠な階調が存在するということではないか。
よし。
科学的進歩の為にも、答えは探さなければなるまい。
その人を名実共に身近に感じて、波長を確かめ合うべし。
おおいに、酒は酌み交わすべし。
そんなことを考えながらも、つい忘れ去るほど呑んで探求の術を忘れた音痴になってしまうのである。