おのれ本来の面目を自覚することによって得られるものとは、
「内面のやすらぎと安定。落ち着き。調和。自己管理。動機付け。コミットメント(絶対的意思)。忠実。献身。および積極的な思考の育成。」
であるという。
思うことによって、自らを覚醒させることを説いた、貞観政要「十思」のひとつに、
「満ち溢れるような状態になりたいという願望が起これば、満ち溢れる海は、すべての川より低いことを思う。」
というものがある。
「人間の一生は、自動的なものでもなければ必然的なものでもない。その一歩一歩は、犠牲、苦しみ、苦闘、そして献身的な個人のたゆまぬ努力と情熱的な関心を必要とする。」
と、マーティン・ルーサー・キング牧師は言った。
苔むし蔦にからまれながらも、その地蔵は語りかける。
諸人よ、自覚せよ。
と。