南無煩悩大菩薩

今日是好日也

見返り美人。

2009-07-15 | つれづれの風景。

何を美しいかと捉えるかは、個人の勝手である。

モンペの愛おしさと、麦藁帽で隠された神秘と、くっついた草をとる手つきの艶やかさを、美しくないものと切り捨てることは神への冒涜である。

日差しの強さと、夏の暑さを感じさせない、冷色系のコーディネートが清涼感と統一感を与え、首周りのスカーフと同素材で縁取られた帽子のアクセント使いは、只者ではないセンスの香りを漂わせる。

子供を大きくうみ育て、丈夫で長持ちを予見させるその体型も、母なる大地と新鮮かつ滋養溢れる作物のイコン足りうる気高さ。

なるほど素人ではない。まねのできない年輪の具象。

もう一度いおう。

何を美しいかと捉えるかは、私の勝手である。

コメント
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