おろかなる 心のひくにまかせても
さてさはいかに つひのおもいは
-西行法師-
長年心がけながらも実行に程遠い命題があります。
「己の長を説(と)くべからず。他人の短を道(い)うべからず。」
大人(たいじん)虎変(こへん)す。
といわれるように、性根を入れ替えなければ、為し得ない終(つい)への思い。
歳を重ねるほどに、一兵卒の気概を自らに励ますことの大事を思います。
心浮浪するを引き止められるよう、念頭に掲げ、また挑むべし。
修行すべし。
さてさぁいかに 遂(つい)の思いは
おろかなる わが心に引かれながらも