南無煩悩大菩薩

今日是好日也

散らかるとよいものとよくないもの。

2010-11-25 | 有屋無屋の遍路。

私たちの脳はコントロールしてやる必要があるという。

本能としてもっている様々な事象に対応しようとする脳は、必然的に注意力の散漫を招き、集中力をそぐ方向に向かうらしい。

例えば本を読むということは、単一の静止した対象に向かい、切れ目なく注意を持続させるという集中力が無くては、続けられないし、身にもならない。

そのためには、ほっておくと散漫に向かおうとする衝動に抵抗するよう、自分の脳を訓練しなければならないということだ。

本能の衝動をトップダウンでコントロールする脳が必要だというわけだ。

ロバート・デシモンという学者さんによると、
脳が注意力に対してトップダウンのコントロールを維持するためには、前頭前野のニューロンの同時発火が必要とされるようであり、強力な「注意散漫の」インプットを処理しないようにするためには、前頭前野の力が相当必要だという。

授業中に暴れるなどの落ち着きの無い子供たちのように、注意力が散漫だということは、前頭前野の開発が未熟だということでもありそうだ。

USJやディズニーランドで本を読ませたり、薪を背負いながら読ませたりするほどのスパルタは必要ないだろうが、本を読むことを好きにさせてやることで、この分野の強化を促すことにつながるのではないだろうか。

散漫をコントロールし、相対的に中断することなく単一の作業に集中できる能力は、自らの脳を自らで規制するという、高度な脳力の賜物だということでもありそうだ。


大事なところで、「気が散る」というのはよいものではないが、冬の「木が散る」のは、なかなかよいものである。
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