平凡がいいことも多いが、平凡ではままならないこともある。
絶えず競争状態を強いられる営利組織などもその一つだ。
平凡でない組織とはいったいどういうものか、ずっとそれを考えている。
組織は目的の為の手段である、だからそれ自身を重要なものと勘違いしてはいけない。
組織の目的は、均整や調和、一貫性ではなく、人間のエネルギーの解放と動員であることは今や明らかである。
人間の仕事ぶりこそ、組織の目標であり、組織の良し悪しを決める判断基準なのである。
こういった考え方が一つのヒントになりそうだ。
手段の為に目的を殺すようなことだけは避けなければいけない。
非凡でなければいけないということは、平凡な認識からは成しえないのだから、認識を変えなくてはと思う。
認識を変えても、事実が変わるわけではないが、事実の意味は変わるのだから。