最近は、持ち込まれる車両で新車時のままの部品で構成されている車両より、各部年式がバラバラの部品が装着された車両が増えてきました。Vmaxの利点でもあるのですが、基本構成が変わっていないので、年式関係なく部品が交換でき、また、ヤマハの特徴でもあり、他車種の部品がボルトオンもしくは少加工で装着可能なこともあります。個人車も1号機は、フレームとエンジンこそ国内仕様最終型ですが、他の部品は、各年式で気に入った部品を使用しています。
エンジン破損のため、車両とエンジンをレッカー入庫でお預かりです。中古エンジンを購入されたとのことなので、走行するまで、正常かどうか不明です。写真のエンジンは、交換して降ろしたものです。元の車両が国内仕様で形式が3UFですので、エンジン形式も3UFです。形式が同じであれば、次の車検も継続検査で通ります。
最終チェックと試乗です。交換したエンジンが詳細不明のため、必要最低限での作業となり、エンジン周辺の補器類は、ほぼ元の部品を使用しました。組み上げるまで、ボルト破損やネジ山破損の修理がありました。とりあえずエンジンも無事掛かり、走行してとりあえず問題も無さそうなので、納車になりました。エンジン交換作業が無駄にならず良かったです。
2022.12.18 作業担当 ヤダ(矢田)