小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その2

2024-05-02 18:04:43 | 写真日記
またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その2
2024-4-11



ホテルベランダからの朝。ここは海が東側にあり、根府川の海岸は初日の出を見る有名なスポットなのです。




小田原街方面を見る


熱海方面を見る



朝食の食堂はさすがに外人が多い。まさにインターナショナル・ヒルトンホテルらしいホテルの雰囲気でアメリカ旅行的な気分になります。このホテルはいいですよ。品川から新幹線で26分、鈍行で1時間、小田原駅から送迎バスで10分?(根府川駅からの方が送迎バスの本数がずっと多くて、近い、混まない)で来られて、海の見える高台の満足行くグレードのホテルライフが楽しめます。値段はそんなに高いということもありません。研修とか(国際)会議とかによく使われるようです。城下町、小田原とも温泉町、熱海・湯河原ともちょっと違った雰囲気になれます。



ホテルのバイキングで食べられるだけ食べて、今日の昼夜は軽く済ませれば、コスト的に贅沢ということにはならないと、とにかく食べまくります。

桜は満喫したし、今日はどうしようか? 我々は熱海経由で十国峠に向かいました。
何故かというと、昨日品川から小田原への車中で素晴らしい富士山が見えたのです。嵐の後の天気で富士山は見事でした。小田原、熱海近郊で富士山を見るといったら、熱海からの十国峠か二宮の吾妻山公園でしょう。吾妻山公園の300段の階段は家内には無理なので(だらだら道でのぼっても面白くない)、十国峠にしたわけです。



十国峠へはバスとケーブルカーです。


スマホ


FE70-200mm macro

案の定、晴れても昨日のような嵐の後の富士山みたいな景色は無理で、霞のかかった富士山でした。



FE70-200mm macro

修正を重ねて、クレア―にしています。実際は次の写真のようなもやの中。


スマホ

面白いものですね、東海道線から見た富士山は大きくて雄大にみえたのですが、ここからの富士山は遠くにぽつんとある感じ。花を撮るときはバックに半分以上の注意を払うと思っているのですが、富士山を撮るときも周囲の状態に半分以上の周囲を払わないと面白い写真が撮れないと悟りました。周りがなんとなく広がっているのは面白くないのです。



かつては遠江、駿河、伊豆、相模、武蔵、甲斐、信濃、安房、上総、下総の十国を見渡せるので十国峠というわけです。ここへは初めてです。富士山がちゃんと見えなければ何の意味もない所なので、敬遠していたのです。一回は来てみるのもいいかなということです。 ここまでの上り道には別荘地もありましたが、なんとなく、当方の最後の地には向いていない気がしました。急な山道で、広々とした開放的印象がないのです。
早々に十国峠を切り上げて熱海駅にもどって、さあ次はどうするか。当方が小田原漁港に再チャレンジしたいというと、意外なことに家内も同意しました。
まず、昨日ちらっとみた小田原漁港食堂を下見にゆきました。魚市場の奥の二階にありました。





おどろいたことに、お客さんが次々と訪れていました。良さげなところでしたが、お酒が無いのと混んでいたので今回はパスです。





ここでまたショックです。小田原漁港の食事所は昼食がメインで、3時には閉まってしまう。夕方4時から一部の食事所が開くようですですがとても限定されてしまうようです。すでに2時半、ヒルトン朝食効果で遅めの昼食と思っていたのですが、5回目の空振り、小田原漁港は3回目の空振り。



やっとまだ開いている食事所を見つけてはいると、お客は我々だけ。年配のご夫婦で切り盛りしている感じ。奥さんが早く飲み物を決めろとせかすもので、頭にきて出ようと思ったのですが、他にチョイスがないので我慢して、生ガキ、アジフライとマグロの角煮だけをオーダー。お酒は高清水と月桂冠しかなかったので、また頭にきて、安い方の月桂冠を注文。



お酒に気を配らない料理店にうまいもの無しという当方の持論に反して、この生ガキは美味しかった。ご高齢かもしれないが、お父さんの料理に対する心意気は衰えていないようです。
(昼の車客相手ではお酒に気を配ってもしょうがないのかもしれません。しかし、お酒に気を配らない料理店は当方は受け入れません。決して月桂冠が美味しくないと言っているわけでありません。 いつでも飲めるお酒でなくて、ご当地のお酒と地場の産物とのマッチング、それが旅の楽しみだといっているのです。旅とは非日常を感じる為にするのではないでしょうか。)



鮪の角煮は旨いに決まっている。これで、小田原漁港に対する興味はなんとかぎりぎりつながりました。またチャレンジしましょうと思っています。


スマホ 焼きキンメダイ
海産物お土産屋さんで、再びお買い得、さばきミスのアジとイワシ干物を2バック、サバの文化干し、塩辛を2ビンかって宅急便で送りました。現在、毎朝干物を美味しく食べています。
さて、五回目の空振りの後、どうしましょう?
何故か家内と意見が一致。小田原にもどってお城のライトアップを見ようということになりました。ライトアップは昨年につづく2回目のトライです。それ程小田原城の桜は名残惜しい見事なものだったということです。

駅とつながるミナカ小田原の2F、金次郎広場で一休み。まだ4時ですから時間がありすぎます。いろいろスイーツを食べます。




湘南シュークリーム


パン焼き所、ブンブンplus のなんだったかな?

そろそろかと金次郎広場を出て、お堀端通りに向かったところ、偶然<ういろう>屋さんに出くわしました。なぜ<ういろう>にこだわるかというと、家内の妹の知り合いが、毎年小田原の<ういろう>という仁丹のような万能薬を手に入れることにこだわっているという話を聞いて、小田原の<ういろう>という薬と、<ういろう>というお菓子は関係あるのかないのかという疑問を持っていたのです。<ういろう>博物館に手がかりがあるかもしれないとおもったのに、昨日ふられました。この<ういろう>のお店で聞き込み。全てがはっきりしました。薬の<ういろう>とお菓子の<ういろう>は同じ店、小田原で生まれたものだったのです。もともと<ういろう>は中国から渡来した礼部員外朗(レイブインガイロウ)という役職の陳氏が<外朗家>を名のって小田原で薬を作って売っていたのです。約600年前の室町時代から続いている薬屋さんであり、後のお菓子屋さんなのです。
<ういろう>を作っていた薬屋さんが、あるときくすりに使っていた素材をもとにお菓子を作り始めそれがお菓子の<ういろう>としてひろまったのです。いまでもこのお菓子の<ういろう>屋さんは薬屋さんを併設しています。くすりの<ういろう>は本店(外朗博物館内)でしか売っていません。通販もいっさいありません。まぼろしのくすり<ういろう>なのです。



駅前<ういろう>屋さんにはちゃんとさとちゃんの人形が飾られています。



なぜか忍者も飾られています。



ここまで根掘り葉掘り聞いて、買わないわけには行きません。もっともオリジナルに近いという<ういろう>を買いました。名古屋の<ういろう>とは一味違う、歴史を感じる味でした。美味しかったですよ、またここで、色々な種類の<ういろう>を買ってみようと思っています。



さて、昨日と同様にお堀端通りを通ってお城に向かいます。





夕日の桜もまた違った美しさを見せてくれます。








スマホ

なぜ桜にこだわるのか、それは桜をめでることが一年一年無事に過ごせたことを感謝することを意味します。年取ると、この一年、一年が貴重なのです。ただただ感謝。



さて、再び小田原城につきました。まだ5時、ライトアップまで1時間あります。当方も家内も、2日にわたって桜を楽しんだ、もう十分だ。あまり欲張ってはいけません。といって帰路につきました。ヒルトンホテル朝食効果は続いており、夕食は品川のエキュートでおにぎりと焼き鳥を買って帰ろうと、これまた当方と家内の意見は一致しました。これで小田原の旅は終了です。
小田原は、歴史を大切にする本気の心がうれしかった。おいしい酒と肴にめぐりあった。漁港には、それ以外にもまだ探るべき酒と肴がある気がする。また来ようと思う小田原でした。


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またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その1

2024-04-30 17:44:43 | 写真日記
またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その1
カメラはSony alpha7CR+Zeiss Batis 40mm or Sony FE70-200mmです。特に記載のない場合はZeiss Batis 40mmです。
2024-4-10/11
今年の桜はちょっと気分を変えましょう。といっても遠くに行くより近場でのんびりと思って、天気と桜のマッチングいい日をじっと待ちます。大荒れの天気から一転した晴れの日4月10日に狙いを定めました。東京は散ってしまうでしょうが小田原なら大丈夫だろう。前から気になっていた、小田原の丘の上、ヒルトン小田原リゾート&スパを予約して見ると、こんな桜のシーズンでわずか一週間前なのに意外や意外、予約出来てしまいました。
昨年末に熱海・小田原の旅をしたときに、今まで大した興味も無かったところでしたが、小田原って意外に遊びやすい所だなと思ったのです。それに小田原ヒルトンからの海の風景を見てみたかった。実は昔々見たドン・キホーテという映画で、年取ったドン・キホーテがわけわからない活躍の後に、海を見下ろす屋敷の庭で、日の光と花に囲まれて息を引き取るシーンが当方のわけわからない一生の最後として理想的に思えたのです。小田原ヒルトンが建っているあたりがぴったりかもしれないと密かに思っているのです。夢ですけれどね。

さて、予想は見事に的中し、4月10日は爽快な晴れとなりました。前日まで台風なみの風と雨だったのです。桜は残っているだろうか? 東京は大半が散っています。

品川から鈍行で小田原へ一時間ちょっと。



小田原駅おりて左側の商店街(東通り)、この奥にある魚庵に向かいます。実は当方の子供たちは東方神起の大ファンで、東方神起のメンバーが小田原の旨いもの探検した時に魚庵にいったシーンがでてきたのです。お蕎麦と海鮮という変わった取り合わせの居酒屋でした。子供たちに魚庵にいったぞと自慢しようと思って、お昼を食べにいったのです。



魚庵はこの商店街の一番奥にありました。しかし、水曜は定休日のうえに夕方からしか開かない居酒屋で、ダブルのはずれでした。小田原一発目は空振り。


お堀端通り
いつも小田原城へは近道の裏道を通ってゆくのですが、今日はちゃんと表から、規定コースで行きます。観光案内所のお姉さんに桜を見るなら表から城に入るのがいいと言われたからです。



お堀につくと、なんと桜は満開の見ごろではないですか。昨日の大嵐でもまったく散っていなかった。





お城にはいってしまうと、あまり食べる所がないので、その前にかまぼこ通りで食事をすることにしました。
かまぼこ通りというからいっぱい蒲鉾屋さんがあるのかともいきや、食事所はパラパラあるだけ。たしかにここが小田原の蒲鉾の発祥の地らしく、由緒ありそうな蒲鉾にちなんだお店や建物があることはあるのですが。



古げな鱗吉さんに入ってみました。



四角いテーブルの下は足湯になっています。



<女将利き酒三種とイワシ揚げセット>を注文 天青、松みどり、残草蓬莱、神奈川県のお酒でどれもおいしかった。
ここは何と言っても取り揃えてあるお酒と、それに合う練り物や料理がすばらしい。


漁師メシ これもおいしい。
当方はもうここだけで今回の旅は満足。おいしいお酒と肴があればあとはなにもいらない。小田原の点数が一挙にアップ。
テーブルの向かいの夫婦の旦那も当方と同じ<女将利き酒3種セット>を注文していました。ここの蒲鉾、揚げ物や伊達巻は皆うまそう。自然薯揚げを食べながらお城に向かいます。



お城に向かう道に外部(ういろう)博物館があるのでよってみました。残念ながら水曜は定休日。どうやら小田原では水曜が全面的定休日らしい。これで3回目(最初に目指した食事所だるま屋さんが定休日)、このあとさらに4回目の空振りに遭遇するのです。さてなぜ、<ういろう>を外部と書くか?<ういろう>に関しては後程また登場するのでその時のお楽しみ。









馬出土橋を渡って、馬出門から小田原城にはいります。銅門、常磐木門を通って本丸広場に入ります。



ほんと立派なさくらです。





変身好きの家内は昨年訪ねた時は赤甲冑に変身、今回は変身しないと言っていたのですが、お姫様衣装に変身した2人の女性が写真を撮ってくれと近づいてきて、500円で安いから変身したらいいのにといわれ、家内はたまらず変身。スマホであちこちに送信、いつの時代のいかなる服装か不明だという返信をうけたそうです。確かに、武士や忍者の衣装は分かるけど、お姫様衣装といわれてもよくわからん。ネットでしらべたら確かに、平安から鎌倉時代まで、中流以上の身分の女性が旅に出る際の定番ファッションが壺衣装で、これは壺衣装、しかし笠のでっぱり(こじ)がちょっと違う。市女笠(いちめがさ)というらしい。時代により変化しているからこれでもいいのかも? この形しか商品がなかったのか? わからん。


FE 70-200mm macro

FE 70-200mm macroも持って行ったのですが、殆ど使うことは無かった。旅行に望遠はいらんですよ。


FE 70-200mm macro



いつものコース金次郎カフェに向かいます。


きんじろうソフト



このきんじろうカフェラテはつくるのに15分かかる。



さて、小田原城から小田原漁港に向かいます。前回、タイミングが合わずここで食事が出来なかったことに対する再挑戦です。小田原城からバスより小田原駅に戻ってJRで早川で降りた方がいいという観光案内所のお姉さんの意見に従って、小田原駅から1駅、早川駅に向かいます。小田原漁港のそばの小田原お魚通りに向かいうと、なにか以前と違います。人がいない。ガガーン、水曜日は食事所はみな定休日、これで4回目の空振り。



やっと一件開いている食事所を見つけて夕食とします。



予想があたって、ここの食事は良くもなく悪くもなく。わざわざ漁港に来た意味はありません。ノーチョイスですからしょうがない。ただ、頼んだお酒がいけません。水っぽい。もともとなのか、水増ししているのかわかりませんが、これで小田原漁港の点数は地に落ちました。このままでしたら、小田原漁港には二度とこなかったでしょう。そこが、海と魚と酒と肴には妥協しない当方は、こんなはずはないと次の日、小田原漁港に再々チャレンジしているのです。後程、再々チャレンジの顛末を書きましょう。
小田原から1駅の早川駅からさらに1駅の根府川駅に向かいます。根府川駅から送迎バスでちょっと丘の上に上がると小田原ヒルトンホテルに着きます。この旅で、小田原、早川、根府川、真鶴、湯河原、熱海とこの地域にがぜん詳しくなりました。早川、根府川駅など降りないのが普通ですが。




小田原ヒルトンホテル(ヒルトン小田原リゾート&スパ)



今日はこれまで、また明日。



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自然教育園日記 その284 春のカメラ機材入れ替え

2024-04-26 21:18:21 | 写真日記
自然教育園日記 その284 春のカメラ機材入れ替え
いつも今頃になるとなんとなくカメラ機材の入れ替えをやってしまうのです。あまり使わない機材をしまっておくより、下取りに出して新しい機材を手にする方が楽しい。中古で買って、下取りに出し、中古を買えば、あまり大きな出費を必要としないで、ガラッと機材の雰囲気を変えることができます。売ってしまって、後で必要になったら、また中古を買い戻せばいいのです。悩まずに気楽に売り買いしようと思うようになったのです。
1か月の間に、ガラガラ機材を入れ替えることができたのは、撮影コンセプトを
Nature Photographs as Abstract Artにフォーカスする決心を固めたからです。方針が決まればそれに対応する機材を購入することをやればいいだけ、コンセプトを決心することが最も大変なのです。

といって、Nature Photographs as Abstract Artと簡単に言いますけれど、大変なのです。毎日空振りを繰り返して、果てしなく続きます。

2024-4-13
Sony alpha7CR+Sony FE90mm macro F2.8


イチリンソウ 今年はイチリンソウが不調


小さな、小さな花、セントウソウ


イカリソウ

ミツガシワにひっかかった桜の花びらをねらってAbstract Artを作りたかった。長時間格闘するも今一つ。


これはちょっとAbstract Artっぽいかもしれない。






お気に入りの倒木と花筏

2024-4-19
とうとう高速カメラFujifilm X-H2Sを下取りに出して中古で高画素カメラFujifilm X-T5を買いました。さて、なぜ高速カメラFujifilm X-H2Sを下取りに出して高画素カメラFujifilm X-T5を買ったのか。Nature Photograph as Abstract Artは撮影した絵の一部を切り出して、拡大することから始まったのです。1億画素Fujifilm GFX100Sの影響でNature Photograph as Abstract Artを宣言することになったのです。よって、Sony alpha7CIIでなくてくそ高い高画素Sony alpha7CRを買い、高速カメラFujifilm X-H2Sを高画素カメラFujifilm X-T5に切り替えたのです。Fujifilm X-T5は20コマ/秒、プレ撮影可能とある程度高速撮影が出来て、しかも高画素なのです。Fujifilm X-H2Sほどハイスピ―ドに対応していませんが、それより高画素を優先したのです。Sony alpha1 ver2がでればプレ撮影付ハイスピード、高画素撮影が可能になるのですが、いつ発売されるかわからないので、とりあえずFujifilm X-T5でつなぎます。
ということで今日は軽量カメラ+Macroレンズの2機材、Fujifilm X-T5 + Fujifilm XF80mm macro F2.8とSony alpha7CR + Sony FE 70-200mm F4の比較をします。というよりはFujifilm X-T5のテストランです。

まずは、Fujifilm X-T5 + Fujifilm XF80mm macro F2.8


ニリンソウ


ミツバツチグリ


タチツボスミレ


チゴユリ


ジュウニヒトエにモンキチョウがとまる。




キンラン


クサイチゴにモンキチョウがとまる。


ツボスミレ


夕暮れ、ヒョウタンイケの不思議な光景


お気に入りの倒木

次はSony alpha7CR + Sony FE 70-200mm F4


チョウジソウにモンキチョウがとまる。






さざ波のデホルメ

Fujifilm X-T5 + Fujifilm XF80mm macro F2.8はいい絵を作ります。これでやっとFujifilm APS-Cは落ち着いて撮れるでしょう。Sony alpha7CR + Sony FE 70-200mm F4はちょっと遠くの対象でもマクロ的に撮れ、狙い通りの絵を作ってくれる。今回は連写をしていますが、8コマ/秒のSony alpha7CRでは蝶の飛び出しは全く撮れません。連射2コマ目で蝶は視野のはじっこ。 Fujifilm X-T5ではプレ撮影で15コマ/秒連写ですが、追尾は無理で、ほんのちょっとですが蝶の飛び出しが撮れます。まあ、全て想定内で推移しています。
しかし、肝心のNature Photograph as Abstract Artはなかなか撮れません。簡単に行かないところが楽しみだと思うことにしましょう。



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自然教育園日記 その283  Sony alpha7CRで新旧レンズの競演

2024-04-21 13:52:40 | 写真日記
自然教育園日記 その283 Sony alpha7CRで新旧レンズの競演

陶芸作品の公募展出品の締め切りが次々と近づいてくるのにまだ一個も完成していません。写真は一生懸命撮っているのですが、ブログにアップする時間がありません。季節がどんどんズレてしまいます。時には撮影にヒントになることも書いているつもりなので、写真だけ見飛ばしてポイではかわいそうです。

2024-4-7
Fujifilm GFX50SIIを下取りにして、3本のレンズを買いました。いずれも中古です。Sony alpha7CRに付けることを想定しています。中判カメラにフルサイズSony alpha7CRが食い込んでゆくプロセスなのでしょうか? Sony alpha7は画質的に中判カメラに食い込むまでに進化したのでしょうか? 結論はまだまだしばらく先のことです。

1, Sony FE 90mm macro F2.8
Sony alpha7CR 用、Sony Macroの王道レンズはどうしても用意しておかなければ。将来、もしSony alpha 1 ver2を購入したとしてもGレンズ相当なので十分使えます。買戻し。このレンズは本日登場しません。次回のお楽しみ。
2, Zeiss Batis 40mm F2
Sony alpha7CR 用常用レンズ。ZeissでAFがきくスナップ用レンズ一本は用意しておかなければ。このレンズは最短撮影距離が24cmでクローズフォーカス撮影が可能であることがうれしい。さらにextension tubeを付ければものすごく美しいボケのマクロレンズとなります。買戻し。
3, Sony/Zeiss Planar 85mm F1.4
Sony A-mount レンズ(一眼レフ用)はこれで5本目。Fujifilm 中判にもSony alpha7CRにもつけられて、Zeissレンズの魅力を味わえる。Sony alpha7CRにつけた場合はAFがきく(Sony Aマウント→Eマウントレンズアダプタ―LA-EA5の場合)。重たいけれどSony alpha7CRに付ければバッチリフィット。Sony A-mount レンズは性能の割に価格が大きく低下しているので、買えるときに買っています。その内ディスコンで市場から消滅したり、価格が高騰したりする可能性があるからです。これでA-mountは16-35mmF2.8、STF-135mmF1.8、24mmF2、85mmF1.4、135mmF1.8、5本目。STF以外はZeissで、どれも素晴らしい。
あるカメラ・コメンテーターがうまいこと言っていました。数値的に完璧を目指す最新レンズに比べてオールドレンズは味がある。これはつまり数値的には破綻があるということだ。Sony G/GMレンズは数値的完璧性を追求する。オールドレンズZeissは写る絵の魅力を追求する。その結果、数値的には破綻があってもいいじゃないか。この考え方が、当方には大歓迎なのです。

最新Sony Gレンズ(Sony FE 70-200mm macro)、Zeiss オールドタイプ・レンズ(Sony/Zeiss A-mount Planar 85mm F1.4)、Zeissの現代に適合しようとするレンズ(Zeiss Batis 40mm F2)の対決はいかに。カメラは全てSony alpha7CR


Sony alpha7CR + Sony FE 70-200mm macro











桜は普通に撮るのが一番。

このレンズは初めていいと思ったSonyのGレンズです。これまでSonyの高いGMレンズを買っているのですが、その完璧性といおうか、味のなさといおうか、つまらなくて売ってしまいました。 このシステムはいいです。 

Sony alpha7CR + Zeiss Batis 40mm



桜は普通に撮るのが一番


小さな小さなツボスミレを接近撮影(クローズ・フォーカス・モードにしてさらにextension tubeを付けて)



とにかく常用レンズを持っていないといけないと思って買ったレンズで画質的に特に気に入っているということは無かったのです。ただ接近撮影に使うととても魅力的ボケを生むので、買い戻したのです。なぜか、今回の接近撮影はあまりいい絵でないですが、そのうちいい絵をお見せできるでしょう。この後、このレンズを使った旅のレポートがあります。旅レンズとして納得するレンズで見直しました。

Sony alpha7CR + Sony/Zeiss Sonnar 85mm F1.4


桜は普通に撮るのが一番。




水面をきれいに撮るのでびっくり。汚い水面を撮ったのですが。



今回は時間が無くてあまり撮れませんでしたが、このレンズは面白い。この独特の味は今後が楽しみです。最近は大口径の明るいレンズが盛んに売り出され、どれもたいへん高価です(20万円前後)。このレンズはF1.4ですが、これくらいがちょうどいいのです。このレンズは中古で8万円です。これより明るいレンズは最初は所有欲を満たして喜んでいますが、結局F1.4以上で使う場面はそうないのです。
但し、このレンズをSonyカメラ以外にレンズアダプタ―で使う場合は絞りリングが無いので、アダプタ―側に絞りリングが必要です。ご注意ください。
レンズは楽しい。レンズ沼です。


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自然教育園日記 その282 マクロ、マクロ、マクロー2

2024-04-15 19:55:21 | 写真日記
自然教育園日記 その282 マクロ、マクロ、マクロー2
今日もマクロレンズを付けた機材3種を比較します。
Fujifilm X-H2S+Zeiss touit 50mm macro
Fujifilm GFX100S + GF120mm macro
Sony alpha7CR+ Sony EF70-200mm macro

2024-4-3
Fujifilm X-H2S+ Zeiss touit 50mm macro
Fujifilm X-H2S+XF80mm macroの絵が何か気に入らないので、今日はレンズをZeissに変えてみました。



この写真何か変ですね。右下の影は何でしょう? 背景の暗い木々が幹の黒と融合したのでした。 ちょうどいいからこのままにします。


ウグイスカグラ
小さな、小さな花、もう盛りは過ぎていますが、機材の性能チェックとして写しています。


ラショウモンカズラ


小さな、小さな花、セントウソウですね?


ニリンソウ




スミレ越しの桜


白いスミレ、ケマルバスミレ


ヘビイチゴと?

やっぱりレンズです。ZeissにするとFujifilm X-H2Sでもいい絵を作ります。

Fujifilm GFX100S + GF120mm macro

シャガ越しの桜
何時もはスミレと桜を同画面に入れこむポジションにスミレが見当たらないので、かわりにシャガを入れてみました。初のシャガと桜の同画面の絵です。


スミレ越しの桜
こちらは別のスミレと桜を同画面にいれるポジションです。ここはスミレがみな反対を向いてしまうのが難点です。


サクラとサザナミ




ノウルシ


ケマルバスミレ


ミツバツチグリ


ヘビイチゴと?


Sony alpha7CR+ Sony EF70-200mm macro


シャガ




ノウルシ




ヘビイチゴと?

どの機材もいい絵を作ります。
トリミング拡大や修正が自在なので、Fujifilm GFX100Sが最も使い易い。
Sony alpha7CRは軽量でも十分な性能を発揮している。レンズもGレンズ以上なら大丈夫。
高速カメラFujifilm X-H2Sは画質が今一だが、レンズの性能を上げればなんとかなる。トリミング拡大に弱い点はどうしようもないが。
一般グレードのフジノンAPS-C用レンズは画質で当方の基準をクレア―したことは今だない。Fujifilm X-H2Sでの高速撮影はいいレンズがないことが最大の障害なのだ。

さらに3本のレンズを追加しました。これに関しては次回、報告します。お楽しみに。







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