レンズ沼のレンズ沼たる所以 その3 STFレンズ vs 大口径レンズ
2017-6-4(日)
確か、<レンズ沼のレンズ沼たる所以>というタイトルを付けてもいいような、レンズ対決を過去に2回書いた記憶があるので、その3としました。ほんのわずかな違いを追いかけるのは、ワインや日本酒の飲み比べのようなものです。
小石川後楽園の花菖蒲が見ごろになりました。さらに、STFレンズの使い方を追いかけます。STF:スムース・トランスファー・フォーカス(Smooth Transfer Focus)
ソニー135mmSTFレンズは設計上は開放でF2.8ですが、STFは周辺にむけてグラーディエントのかかったNDフィルター様のフィルターが配備されているわけですから、減光して、実際は開放でF4.5です。F4.5からF6.7まで絞り込めるようになっています。これまで開放のF4.5しか使わなかったのですが、今回はF6.7までの絞り込みの意義を追求しました。
どれくらいバックを見せるか。この絞り込みは重要です。必ずしもいつも開放がいいとはかぎらない。 場合によっては、絞り込むとうるさい時もありますが、いずれの場合も、STFはボケがなだらかで美しいことがわかります。
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
以下、大口径レンズです。
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F16
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4 トリミング拡大
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0 トリミング拡大
花菖蒲は仮見学通路が一部設営されていました。しかし、花に超接近することはできません。今回は135mm が望遠効果が適当であり、マッチングがよかったこともあって、Sony 135mm STFの圧勝でしょう。85mmはいくら接写リングをつけたって、望遠効果が増すわけではなく、あくまで近寄らなければ意味ありません。
よく見ると、バックが認識できる程度の距離感の場合はSTFが魅力的で、接近撮影では85mm, F1.4が魅力的です。これは新宿御苑のバラ撮影の時と同じ結論になりました。ポートレートの場合は、全身ではSTFが有利であり、バストアップより近い撮影では大口径が有利ということでしょう。あくまで、比較すると、という意味ですが。しかし、よくご覧になればSTFのバック・ボケと大口径レンズのバック・ボケは明らかに違うことがわかるでしょう。
135mm STFと85mm, F1.4では設計年次が10年以上違いますから、接近撮影が85mm, F1.4の方がいいというのはレンズの精度が上がっている為かもしれません。とすると、135mm STFの後続、Sony FE100mm STF GMはとんでもなく期待できるかもしれません。はたして、ここまで違いを見抜ける方あるいは違いを追いかける方がどれほどいるのでしょうか? ほんとソニーさんのカメラからレンズまで世界を制覇しようと言う野望が垣間見えるSTFでした。
Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド 12mm
Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド 12mm
最後に超広角、ウルトラワイド12mmで広角のインパクトをお見せして、おしまい。
日曜といえどもそれほど混んでいなくて、都会のど真ん中の小石川後楽園は推薦です。6月いっぱいは花菖蒲がみられるでしょう。
2017-6-4(日)
確か、<レンズ沼のレンズ沼たる所以>というタイトルを付けてもいいような、レンズ対決を過去に2回書いた記憶があるので、その3としました。ほんのわずかな違いを追いかけるのは、ワインや日本酒の飲み比べのようなものです。
小石川後楽園の花菖蒲が見ごろになりました。さらに、STFレンズの使い方を追いかけます。STF:スムース・トランスファー・フォーカス(Smooth Transfer Focus)
ソニー135mmSTFレンズは設計上は開放でF2.8ですが、STFは周辺にむけてグラーディエントのかかったNDフィルター様のフィルターが配備されているわけですから、減光して、実際は開放でF4.5です。F4.5からF6.7まで絞り込めるようになっています。これまで開放のF4.5しか使わなかったのですが、今回はF6.7までの絞り込みの意義を追求しました。
どれくらいバックを見せるか。この絞り込みは重要です。必ずしもいつも開放がいいとはかぎらない。 場合によっては、絞り込むとうるさい時もありますが、いずれの場合も、STFはボケがなだらかで美しいことがわかります。
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F6.7
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F4.5
以下、大口径レンズです。
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F16
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F1.4 トリミング拡大
Sony alpha7RII + Sony FE85mm GM F1.4 + 接写リング F4.0 トリミング拡大
花菖蒲は仮見学通路が一部設営されていました。しかし、花に超接近することはできません。今回は135mm が望遠効果が適当であり、マッチングがよかったこともあって、Sony 135mm STFの圧勝でしょう。85mmはいくら接写リングをつけたって、望遠効果が増すわけではなく、あくまで近寄らなければ意味ありません。
よく見ると、バックが認識できる程度の距離感の場合はSTFが魅力的で、接近撮影では85mm, F1.4が魅力的です。これは新宿御苑のバラ撮影の時と同じ結論になりました。ポートレートの場合は、全身ではSTFが有利であり、バストアップより近い撮影では大口径が有利ということでしょう。あくまで、比較すると、という意味ですが。しかし、よくご覧になればSTFのバック・ボケと大口径レンズのバック・ボケは明らかに違うことがわかるでしょう。
135mm STFと85mm, F1.4では設計年次が10年以上違いますから、接近撮影が85mm, F1.4の方がいいというのはレンズの精度が上がっている為かもしれません。とすると、135mm STFの後続、Sony FE100mm STF GMはとんでもなく期待できるかもしれません。はたして、ここまで違いを見抜ける方あるいは違いを追いかける方がどれほどいるのでしょうか? ほんとソニーさんのカメラからレンズまで世界を制覇しようと言う野望が垣間見えるSTFでした。
Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド 12mm
Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド 12mm
最後に超広角、ウルトラワイド12mmで広角のインパクトをお見せして、おしまい。
日曜といえどもそれほど混んでいなくて、都会のど真ん中の小石川後楽園は推薦です。6月いっぱいは花菖蒲がみられるでしょう。