富士山へ紅葉を探して
御無沙汰しています。今年中に終わさなければならない仕事が積み重なって、とっても忙しいのです。
2017-11-11~12
紅葉の季節になりました。近くで紅葉を見ることはできないか? 色々考えて富士山の湖を攻めてみようと思いました。 湖にこだわったのはもう一つの目的があったからです。
10000歩ウオーキングの目適地として、よく六本木ヒルズのツタヤにゆきます。ここは本売り場、CD/DVD貸し場、カフェ等が併設される大きなスペースがとなっています。豊富に置いてある1万円以上の立派なアートやデザインの本を自由に開いてみることができ、これがとっても楽しみです。 ここで、当方が写真撮影の目的の一つとしている<水鏡>を撮っている鈴木理策の写真集に出会いました。当方の狙いと全く同じでした。
科学者として研究する時は、すでに論文になっている事は研究対象とはなりません。必ず人のやっていないことを対象としなければなりません。しかし、こいつは誰も考えていないだろうという斬新なアイデアで研究しているつもりでも、同じ考えで研究している人が世界に10人はいると思え、と言われます。 競争に負けないように、アイデアは人にしゃべらないこと、なんとしても早く論文まで作り上げることが必要です。
当方は写真撮影や陶芸でもヒトと違った独自のアイデアでやろうとする姿勢を崩すことができません。しかし、この年になって、べつに競争に勝ってもしょうがないので、このブログには自分のアイデアも作品もどんどん載せています。答えが一つの科学と違って、芸術は個性ですから、同じ方向で進んでも出来てくるものは同じになるはずがない、むしろアートの世界はアイデアをオープンにして、ヒトのレスポンスを得たり、他人からアイデアをもらって、自分のアイデアと混ぜたり、アイデアのやり取りが面白い作品を生み出すという考え方が主流です。
さて、富士山です。紅葉とそれを映す、湖面の水鏡を探さねばなりません。当方の狙う水鏡はモミジ湖や大正池のような有名な撮影スポットで、皆さんが撮る水面に映ったきれいな紅葉とはちょっと違うのです。
当方が狙う水鏡は、これまでもこのブログにも、白金自然写真クラブの展覧会でも何度も登場させているので、この方向を理解する方はきっと覚えているでしょう。 また、興味ない方もいっぱいいることは承知しています。
結論を言ってしまうと、この富士山の撮影では紅葉も水鏡も見つからず、収穫なしでした。ただただ、富士山の写真の羅列となりました。でも、一泊旅行で、これだけ富士山が撮れたことは感謝しなければなりません。
機材
カメラ:Sony alpha7RII 2台
レンズ:18mm、Zeiss Batis 18mm F2.8
35mm、Sony/Zeiss Sonnar T* 35mm F2.8
85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar M135mm F4
第一日目はJRで富士宮経由で白糸の滝へ、次いで田貫湖、湖畔の富士休暇村へ。
35mm 白糸の滝
85mm 白糸の滝 虹が見えます。この季節では午後になると日が陰るので、虹をみるには午前中に訪れる必要があるようです。この時はお昼。
85mm 紅葉を探して、入れてみます。
85mm 虹に焦点を合わせました。
85mm
滝の左側を登って、見晴らし台に向かいます。ここまでCanon EF 85mm F1.2 L の色の美しさが光ります。このレンズのもう一つのメリットは遠景のなかの距離間差でボケをとれることにあります。つまり遠景の中の目立たせたい部分だけにピントを合わせ、他をぼかし強調することが出来ます。この絵は紅葉にピントを合わせています。
35mm 滝上の見晴らし台
18mm
85mm
85mm 音止めの滝
35mm
白糸の滝エリアで、有名な富士宮焼きそばを食べ感激し、ついで焼イワナで一杯。
35mm
白糸の滝からバスで数十分の田貫湖に向かいます。まだ2時前。
18mm
田貫湖は知る人ぞ知る穴場。富士山のすその南側にある小さな湖。キャンプ場とこれから泊まる休暇村ホテルが中心の小さなリゾート地です。
35mm
休暇村から田貫湖へウッドロードからウッドデッキがあり、みんなの定番撮影ポイントです。ここに通う富士山撮影に憑りつかれたカメラファンや時によってはダイヤモンド富士が撮れるために遠くから訪れるカメラファンの拠点です。
18mm
田貫湖周囲を少し歩きます。まともに湖ごしに富士山が見えるポイントに出会います。
85mm
釣り人の天国のようです。
85mm
これなんかどうでしょうか? Canon EF 85mm F1.2 L USMが得意なハイキー調の写真です。
85mm
これが富士休暇村ホテルです。
18mm
休暇村の部屋から見る富士山。
35mm
この休暇村の部屋からはこのような富士山が刻々と撮影できるのです。
135mm
このような写真が、当方が狙っている水鏡です。コンセプトはどこで撮っているかわからないこと、何を撮っているかわからないこと、しかし自然を感じること、そして美しいこと。
135mm
この旅の寸前に、浜離宮庭園で撮ったLeica Tel-Elmar M135mm F4の面白さに、思わず今回持ち込んだLeica。さずが、Leicaは何とも言えない魅力があります。Leica Tel-Elmar M135mm F4がまた売れなくなってしまった。
35mm
85mm
85mm
また明日。
御無沙汰しています。今年中に終わさなければならない仕事が積み重なって、とっても忙しいのです。
2017-11-11~12
紅葉の季節になりました。近くで紅葉を見ることはできないか? 色々考えて富士山の湖を攻めてみようと思いました。 湖にこだわったのはもう一つの目的があったからです。
10000歩ウオーキングの目適地として、よく六本木ヒルズのツタヤにゆきます。ここは本売り場、CD/DVD貸し場、カフェ等が併設される大きなスペースがとなっています。豊富に置いてある1万円以上の立派なアートやデザインの本を自由に開いてみることができ、これがとっても楽しみです。 ここで、当方が写真撮影の目的の一つとしている<水鏡>を撮っている鈴木理策の写真集に出会いました。当方の狙いと全く同じでした。
科学者として研究する時は、すでに論文になっている事は研究対象とはなりません。必ず人のやっていないことを対象としなければなりません。しかし、こいつは誰も考えていないだろうという斬新なアイデアで研究しているつもりでも、同じ考えで研究している人が世界に10人はいると思え、と言われます。 競争に負けないように、アイデアは人にしゃべらないこと、なんとしても早く論文まで作り上げることが必要です。
当方は写真撮影や陶芸でもヒトと違った独自のアイデアでやろうとする姿勢を崩すことができません。しかし、この年になって、べつに競争に勝ってもしょうがないので、このブログには自分のアイデアも作品もどんどん載せています。答えが一つの科学と違って、芸術は個性ですから、同じ方向で進んでも出来てくるものは同じになるはずがない、むしろアートの世界はアイデアをオープンにして、ヒトのレスポンスを得たり、他人からアイデアをもらって、自分のアイデアと混ぜたり、アイデアのやり取りが面白い作品を生み出すという考え方が主流です。
さて、富士山です。紅葉とそれを映す、湖面の水鏡を探さねばなりません。当方の狙う水鏡はモミジ湖や大正池のような有名な撮影スポットで、皆さんが撮る水面に映ったきれいな紅葉とはちょっと違うのです。
当方が狙う水鏡は、これまでもこのブログにも、白金自然写真クラブの展覧会でも何度も登場させているので、この方向を理解する方はきっと覚えているでしょう。 また、興味ない方もいっぱいいることは承知しています。
結論を言ってしまうと、この富士山の撮影では紅葉も水鏡も見つからず、収穫なしでした。ただただ、富士山の写真の羅列となりました。でも、一泊旅行で、これだけ富士山が撮れたことは感謝しなければなりません。
機材
カメラ:Sony alpha7RII 2台
レンズ:18mm、Zeiss Batis 18mm F2.8
35mm、Sony/Zeiss Sonnar T* 35mm F2.8
85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar M135mm F4
第一日目はJRで富士宮経由で白糸の滝へ、次いで田貫湖、湖畔の富士休暇村へ。
35mm 白糸の滝
85mm 白糸の滝 虹が見えます。この季節では午後になると日が陰るので、虹をみるには午前中に訪れる必要があるようです。この時はお昼。
85mm 紅葉を探して、入れてみます。
85mm 虹に焦点を合わせました。
85mm
滝の左側を登って、見晴らし台に向かいます。ここまでCanon EF 85mm F1.2 L の色の美しさが光ります。このレンズのもう一つのメリットは遠景のなかの距離間差でボケをとれることにあります。つまり遠景の中の目立たせたい部分だけにピントを合わせ、他をぼかし強調することが出来ます。この絵は紅葉にピントを合わせています。
35mm 滝上の見晴らし台
18mm
85mm
85mm 音止めの滝
35mm
白糸の滝エリアで、有名な富士宮焼きそばを食べ感激し、ついで焼イワナで一杯。
35mm
白糸の滝からバスで数十分の田貫湖に向かいます。まだ2時前。
18mm
田貫湖は知る人ぞ知る穴場。富士山のすその南側にある小さな湖。キャンプ場とこれから泊まる休暇村ホテルが中心の小さなリゾート地です。
35mm
休暇村から田貫湖へウッドロードからウッドデッキがあり、みんなの定番撮影ポイントです。ここに通う富士山撮影に憑りつかれたカメラファンや時によってはダイヤモンド富士が撮れるために遠くから訪れるカメラファンの拠点です。
18mm
田貫湖周囲を少し歩きます。まともに湖ごしに富士山が見えるポイントに出会います。
85mm
釣り人の天国のようです。
85mm
これなんかどうでしょうか? Canon EF 85mm F1.2 L USMが得意なハイキー調の写真です。
85mm
これが富士休暇村ホテルです。
18mm
休暇村の部屋から見る富士山。
35mm
この休暇村の部屋からはこのような富士山が刻々と撮影できるのです。
135mm
このような写真が、当方が狙っている水鏡です。コンセプトはどこで撮っているかわからないこと、何を撮っているかわからないこと、しかし自然を感じること、そして美しいこと。
135mm
この旅の寸前に、浜離宮庭園で撮ったLeica Tel-Elmar M135mm F4の面白さに、思わず今回持ち込んだLeica。さずが、Leicaは何とも言えない魅力があります。Leica Tel-Elmar M135mm F4がまた売れなくなってしまった。
35mm
85mm
85mm
また明日。