小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

Newアート考察 陶芸家と言われたくない陶作品を作る人達 その1

2022-08-07 16:34:03 | 写真日記
Newアート考察 陶芸家と言われたくない陶作品を作る人達 その1




SNSを使う方は長い文章は読まないと思いますが、あんまりにも当方の陶器作成の遍歴と似ているので載せさせていただきます。
井上氏は美大時代も入れれば少なくとも50年の歴史で有名な方、当方は陶芸教室から始まって10年の歴史のど素人でくらべものにはなりませんが、本当にびっくりしたのです。
同じような考えの人がいるもんだなと。







上記の方法は彼は結局断念したようですが、軽く大きく作る為にはどうしたらいいか、当方も考え続けていることです。 
<描くように造る>
<木や金属の上に土のパーツをのせて形を決めて行く手法>
<パーツをボルトで組み上げた大型作品>
<破片同士を組み合わせた寄せ集め作品>
当方の作品のスケールは彼ほど壮大でもないし、<いまのところは>優れてもいないが方向は同じです。
今、部屋に転がっている当方の作品を3つ載せます。







さてここからは彼の作品
年代から言うと逆向きに載せていると思います。

















このような大型の作品はパーツを運び込んで、現場でボルトで組み立ていると美術館の方がいっていました。強く締めすぎれば壊れるし大変だったとのこと。
















これは破片集めの初期の作品でしょう。当方はこれよりさらに10年くらい初期のステージなのでしょう。

方向は同じでも狙っていることは違うので、彼の作品をうらやましと思うことはありません。一つだけうらやましいのはこのような大型の作品を作る場所と環境を持っていること。当方の頭の中では大きな作品を作りたいという強い願望はあれども、現在の仕事場は3畳の小部屋です。組み立てるのだから、作ろうと思えばつくれますが、どこに置くのでしょう。どんどん作ったらその後どうするのでしょう。笠間に窯とスペースを借りなければできません。

前にも書いたように陶芸財団展は当方の15kgの陶絵画ですら美術館の壁に飾ってくれません。40kgの作品はもう応募してくれるなと言われる始末です。 彼の作品なら、何トンでもボルトで組み立てることまで美術館は受け入れてくれるのです。

残された時間はわずかだ、しかし40kgの陶絵画を壁に飾ってくれるようになるまで頑張ろう。

最後に、この井上氏が<陶芸家と言われたくない>と言っているかはしりません。話の流れで勝手にそういう題名にしてしまいました。違っていたらごめんなさい。

コメント
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