蔦沼・奥入瀬・十和田湖の旅―1 Fujifilm GFX100S+GF110mmを追う-3
2024-10-31
今回の旅の重要拠点の地図を示します。当方はGoogleマップが大嫌いの古い人間です。さらにマイカーを使わぬ人、免許返納まであとわずか。
青森から休屋までが<みずうみ号>、(行き8本、帰り8本/日)八戸から休屋までが<おいらせ号>(行き2本、帰り2本/日)というJRバスが唯一の公共交通機関。後はプリンスホテルの送迎バス(行帰り、休屋からH間1,2本、八戸からH間が1本)。当方は出きる限り車を使わないことに決めているので、これらに頼るしか手段はない。奥入瀬渓流には八戸が近いが、バスの本数から青森発を使わざるを得ない。
日程を決めるに、自分の都合、天気、紅葉の状態の3つを考えなければならない。予約した日に台風が来るという予想もしないことになり、出発日、ホテルの予約を1転2転と変え、その都度バスのスケジュールの立て直しで、行く前に大変でした。
結局、青森発のみずうみ号で八甲田山のふもとを片道2.5時間かけてなんと2往復することになりました。途中にある城ケ倉温泉、酸ヶ湯温泉、猿蔵温泉、谷地温泉、蔦温泉、奥入瀬渓流温泉、十和田湖温泉とぞくぞくとある温泉を4回通り過ぎ、これらの風景をみな覚えてしまいました。後ろの2つの温泉は一応小さな温泉街を呈していますが、前の5つの温泉は森の中の一軒宿の温泉です。中でも酸ヶ湯温泉は人気らしい。青森からの日帰りや、一人で泊まりに来るしぶい趣味の西洋人さんもいました。
青森駅 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
新幹線の駅、新青森駅と青森駅は奥羽本線で1駅ですが、本数は30分に1本程度でなかなかのローカル感があります。東北新幹線の終点が新函館北斗となっており、今は無い片道4時間の青函連絡船を考えると、なにか感慨無量です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
これが、青森駅前のバスは発着所、ここで4回みずうみ号を乗り降りしているわけで、大事な大事なバス停です。とにかく1回でも予定のバスに乗り遅れたら全てのスケジュールがメチャクチャになります。タクシーだと片道数万円の出費。
みずうみ号 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
八甲田山のふもとで休憩タイムのみずうみ号。なおこれらJRハスは乗車人数を数えながら、臨時便を出してゆくので、座れないことはありません。この時期は臨時便を2,3台も出すほどの盛況で、その原因の殆どは中国系の観光客です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
休憩タイムで紅葉を撮る
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ野
八甲田山すそ野、標高1025mmの傘松峠を通過する。周囲は完全に紅葉が散って、木々は骨状態。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ野
傘松峠を越えて蔦温泉に向かうのですが、5分か10分走るとどんどん紅葉が増えて来てなんとか紅葉が見られるとホットします。このあたり、八甲田山のすそ野は、なんとなくとても気に入りました。紅葉もきれいだし、観光客に荒らされていない自然が素晴らし。また訪ねたい所です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
蔦温泉 ここから林の中を10分ほど歩いて蔦沼へ着きます。周囲には計7つの沼があって約2.9km、所要約80分ほどで一周できます。
今回の旅は、ただ紅葉の写真を撮るのではなく、<Fujifilm GFX100S+GF110mmを追う>の一環として、違った視点で写真を撮ります。一般的紅葉の写真は殆ど登場しません。加えるに、来年の公募展への作品のアイデアをこの旅で見つけるという重大な使命があります。
特にカメラ情報が書いていない写真は全てFujifilm GFX100S+GF110mmです。
蔦沼までの小さい渓流の水面をFujifilm GFX100S+GF110mmで追い続けています。
蔦沼 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
蔦沼です。どうやら紅葉の最盛期は終わっているようです。ここは紅葉の時期に、夜明けのモヤを狙って、朝早くからカメラマンが詰めかけるそうです。マイカー使わずの当方にはできませんし、そういう写真は狙っていません。
これはスマホ、小さい画面ではスマホが一番いい写真が撮れる。
もっぱら水面です。自称、<水面フォトグラファー>。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
これは7沼の内のヒョウタン沼
ヒョウタン沼水面
ヒョウタン沼水面
ヒョウタン沼周辺
ヒョウタン沼周辺
ヒョウタン沼周辺Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
7沼を回りたかったのですが、帰りのバスまでの時間がタイトであることと、この一帯は熊警戒警報が出ているということで、あきらめました。7沼一周している方々がパラパラいました。水面撮りには7沼はとても魅力的です。熊警報が出なくなってから一人で来ようと思っています。
青森に戻り、居酒屋を探します。
朝市寿司というお店に入りました。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
スマホ
江戸前寿司をうたっているのだから、東京で修業したのかな?
スマホ
初めてなまこの握りを食べました。とてもインプレッシブで美味しかった。このなまこのあじは忘れないでしょう。
スマホ
この店は大間マグロの握りがうりです。でかいネタが乗っていました。これも無論美味しい。お客はずっと我々だけという寂しいお店でしたが、もう一度たずねてもいいと思う美味しいお店でした。そうそう、お酒は田酒がやっぱり旨かった。もう一種類は倉川(ソウセン)。ネットで調べると、<悠久を流れくだる蒼き川「奥入瀬川」の伏流水を仕込み水に南部社氏の酒技で醸す気概の秀麗逸品 川村商店が唯一の取扱店>とありました。メニューも知床トド肉、エゾジカ肉、釧路沖クジラと相当こだわりの強いお店でした。
ちなみに、この近くで、同じころ長蛇の列となっていたお店は下の写真、<食堂がやっている居酒屋>居酒屋おさない(写真は次の日の朝)。こういう人口の少ない街ではネットの力は恐ろしい。
All or Notの世界。
居酒屋おさない Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
今晩は青森アパホテルで一泊。蔦沼に一番天気になりそうな日を割当てる為に青森が最初の宿泊地になったのです。予想は当たって、今日は一番天気が良かった。アパホテルを探してスマホを使いながら歩くうちに、家内が転んで、唇を切ってメガネを壊したことを除けば、全てがうまく行った一日でした。
青森駅東アパホテル
2024-10-31
今回の旅の重要拠点の地図を示します。当方はGoogleマップが大嫌いの古い人間です。さらにマイカーを使わぬ人、免許返納まであとわずか。
青森から休屋までが<みずうみ号>、(行き8本、帰り8本/日)八戸から休屋までが<おいらせ号>(行き2本、帰り2本/日)というJRバスが唯一の公共交通機関。後はプリンスホテルの送迎バス(行帰り、休屋からH間1,2本、八戸からH間が1本)。当方は出きる限り車を使わないことに決めているので、これらに頼るしか手段はない。奥入瀬渓流には八戸が近いが、バスの本数から青森発を使わざるを得ない。
日程を決めるに、自分の都合、天気、紅葉の状態の3つを考えなければならない。予約した日に台風が来るという予想もしないことになり、出発日、ホテルの予約を1転2転と変え、その都度バスのスケジュールの立て直しで、行く前に大変でした。
結局、青森発のみずうみ号で八甲田山のふもとを片道2.5時間かけてなんと2往復することになりました。途中にある城ケ倉温泉、酸ヶ湯温泉、猿蔵温泉、谷地温泉、蔦温泉、奥入瀬渓流温泉、十和田湖温泉とぞくぞくとある温泉を4回通り過ぎ、これらの風景をみな覚えてしまいました。後ろの2つの温泉は一応小さな温泉街を呈していますが、前の5つの温泉は森の中の一軒宿の温泉です。中でも酸ヶ湯温泉は人気らしい。青森からの日帰りや、一人で泊まりに来るしぶい趣味の西洋人さんもいました。
青森駅 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
新幹線の駅、新青森駅と青森駅は奥羽本線で1駅ですが、本数は30分に1本程度でなかなかのローカル感があります。東北新幹線の終点が新函館北斗となっており、今は無い片道4時間の青函連絡船を考えると、なにか感慨無量です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
これが、青森駅前のバスは発着所、ここで4回みずうみ号を乗り降りしているわけで、大事な大事なバス停です。とにかく1回でも予定のバスに乗り遅れたら全てのスケジュールがメチャクチャになります。タクシーだと片道数万円の出費。
みずうみ号 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
八甲田山のふもとで休憩タイムのみずうみ号。なおこれらJRハスは乗車人数を数えながら、臨時便を出してゆくので、座れないことはありません。この時期は臨時便を2,3台も出すほどの盛況で、その原因の殆どは中国系の観光客です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
休憩タイムで紅葉を撮る
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ野
八甲田山すそ野、標高1025mmの傘松峠を通過する。周囲は完全に紅葉が散って、木々は骨状態。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm バスの窓越しの八甲田山すそ野
傘松峠を越えて蔦温泉に向かうのですが、5分か10分走るとどんどん紅葉が増えて来てなんとか紅葉が見られるとホットします。このあたり、八甲田山のすそ野は、なんとなくとても気に入りました。紅葉もきれいだし、観光客に荒らされていない自然が素晴らし。また訪ねたい所です。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
蔦温泉 ここから林の中を10分ほど歩いて蔦沼へ着きます。周囲には計7つの沼があって約2.9km、所要約80分ほどで一周できます。
今回の旅は、ただ紅葉の写真を撮るのではなく、<Fujifilm GFX100S+GF110mmを追う>の一環として、違った視点で写真を撮ります。一般的紅葉の写真は殆ど登場しません。加えるに、来年の公募展への作品のアイデアをこの旅で見つけるという重大な使命があります。
特にカメラ情報が書いていない写真は全てFujifilm GFX100S+GF110mmです。
蔦沼までの小さい渓流の水面をFujifilm GFX100S+GF110mmで追い続けています。
蔦沼 Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
蔦沼です。どうやら紅葉の最盛期は終わっているようです。ここは紅葉の時期に、夜明けのモヤを狙って、朝早くからカメラマンが詰めかけるそうです。マイカー使わずの当方にはできませんし、そういう写真は狙っていません。
これはスマホ、小さい画面ではスマホが一番いい写真が撮れる。
もっぱら水面です。自称、<水面フォトグラファー>。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
これは7沼の内のヒョウタン沼
ヒョウタン沼水面
ヒョウタン沼水面
ヒョウタン沼周辺
ヒョウタン沼周辺
ヒョウタン沼周辺Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
7沼を回りたかったのですが、帰りのバスまでの時間がタイトであることと、この一帯は熊警戒警報が出ているということで、あきらめました。7沼一周している方々がパラパラいました。水面撮りには7沼はとても魅力的です。熊警報が出なくなってから一人で来ようと思っています。
青森に戻り、居酒屋を探します。
朝市寿司というお店に入りました。
Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
スマホ
江戸前寿司をうたっているのだから、東京で修業したのかな?
スマホ
初めてなまこの握りを食べました。とてもインプレッシブで美味しかった。このなまこのあじは忘れないでしょう。
スマホ
この店は大間マグロの握りがうりです。でかいネタが乗っていました。これも無論美味しい。お客はずっと我々だけという寂しいお店でしたが、もう一度たずねてもいいと思う美味しいお店でした。そうそう、お酒は田酒がやっぱり旨かった。もう一種類は倉川(ソウセン)。ネットで調べると、<悠久を流れくだる蒼き川「奥入瀬川」の伏流水を仕込み水に南部社氏の酒技で醸す気概の秀麗逸品 川村商店が唯一の取扱店>とありました。メニューも知床トド肉、エゾジカ肉、釧路沖クジラと相当こだわりの強いお店でした。
ちなみに、この近くで、同じころ長蛇の列となっていたお店は下の写真、<食堂がやっている居酒屋>居酒屋おさない(写真は次の日の朝)。こういう人口の少ない街ではネットの力は恐ろしい。
All or Notの世界。
居酒屋おさない Sony alpha7CR + Sony/Zeiss distagon 24mm
今晩は青森アパホテルで一泊。蔦沼に一番天気になりそうな日を割当てる為に青森が最初の宿泊地になったのです。予想は当たって、今日は一番天気が良かった。アパホテルを探してスマホを使いながら歩くうちに、家内が転んで、唇を切ってメガネを壊したことを除けば、全てがうまく行った一日でした。
青森駅東アパホテル